2月20日エリザベス女王がロンドン・ファッション・ウィーク(LFW)を訪れて、イギリスで話題になっています。91歳の女王がファッションショーに出席するのは史上初の歴史的な出来事なのです。
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ロンドン・ファッション・ウィーク
毎年開かれるロンドン・ファッション・ウィークは今年2月16~20日に開催されました。最終日20日に開かれた注目の新鋭デザイナー、リチャード・クィンのショーにエリザベス女王が登場。女王がファッション・ショーに参加するなんて前代未聞で、このサプライズ・ビジットにみんなびっくりしていました。
女王はもちろんフロント・ロウにヴォーグ編集長のアナ・ウィンターとファッション・カウンシルのキャロライン・ラッシュに挟まれて着席。二人と楽しそうに談笑しながらランウエイを楽しんでいた様子。
リチャード・クィンの2018年秋冬コレクションは彼お得意のプリントをふんだんに使った華やかな服が勢ぞろい。
Her Majesty views Richard Quinn’s runway show alongside Dame Anna Wintour.
Richard is the first recipient of The Queen Elizabeth II Award for British Design. @LondonFashionWk #LFC pic.twitter.com/5L6D7wz7eV— The Royal Family (@RoyalFamily) 20 February 2018
このあと、エリザベス女王ファッション賞(Elizabeth II Fashion Award) をリチャード・クィンに贈りました。
この賞は、ファッション業界の才能ある新人のために今年から設けられたものです。
女王はスピーチで、イギリスのファッション業界を讃えました。
「イギリスのファッション業界はツィード、ノッティンガムレース、またカーナビーストリートなど、
長年そのたぐいまれな職人技で知られ、
世界でも最高のテキスタイルと斬新で実用的なデザインを生み続けています。
この業界を讃え、イギリスのファッションに貢献するすべての人々に感謝し
この賞を若い才能に贈ります。」
リチャード・クィンが語る女王の印象
リチャード・クィンはそのあとのインタビューで女王との会話についてコメント。
「テレビを観ているかのようだった、夢のようで。
クリスマスに女王のスピーチをテレビで観るときと違って、とても静かにソフトに話すんだなって思った。」
「女王はこの賞が若いデザイナーのためにあるんだということを何度も言っていた。それを聞いてとてもうれしかった。
僕はスタジオでたくさんの若者と一緒に協力してここまでやってこれたから、みんなを代表して賞を受けたと思ってるからね。
誰にでもチャンスがあるんだと感じることができたんだ。」
女王はショールームの展示も見物
ロンドン・ファッション・ウィークでは、ショールームでデザイナーがそれぞれのファッションを展示していますが、女王はこの展示も見物。
The Queen has arrived at London Fashion Week! #LFW @LondonFashionWk pic.twitter.com/xxYRMkvDps
— The Royal Family (@RoyalFamily) 20 February 2018
ショールームの展示を見て、デザイナーたちと談笑する姿が見られました。
エリザベス女王はファッション三昧の一日を楽しく過ごしたようです。