英BBCが3月にジャニーズ問題についてのドキュメンタリー番組を放映後、当初は日本メディアもジャニーズ事務所も反応は限られていましたが、被害者の告発などによって次第にこの問題が公になってきました。子供に対する性加害者が死後までもてはやされたものの、後にその事実が明るみに出たということでは、イギリスでは誰もがジミー・サヴィル事件を思い出すようです。
ジャニー喜多川の性的虐待をBBCが放送:日本メディアは黙秘
イギリスBBC2TV番組で3月7日にジャニー喜多川についてのドキュメンタリー「Predator: The Secret Scandal of J-Pop(プレデター(捕食者):J ポップの隠されたスキャンダル)」が放送されました。ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川が事務所に所属する少年らに行ってきた性的虐待について取り上げたものです。
イギリスワーホリ2023YMSビザ申請方法 当選倍率や費用
大人気のイギリスのワーホリ制度YMSはその倍率が高いので有名ですが、年齢制限などをクリアすればだれでも当選の可能性があります。イギリスで2年間学習、就労ができる制度を利用してイギリスで暮らしてみませんか。2023年度ワーホリ制度の概要、応募方法や条件などを説明します。
ゼノフォビア(外国人嫌悪)移民問題・コロナ鎖国で世界から見放される日本
近頃、日本で排他的な風潮が見られて気になっていたのですが、それがコロナ水際対策でさらに勢いを増したようです。これまでは一部の国民や保守思想を持つ政治家などに限られていた傾向が一般国民の間でも普通になってきたように感じられます。そう思うのは私だけではないようで、米国ブルームバーグが日本についての記事見出しに「ゼノフォビア(外国人嫌悪、排外思想)」という言葉を使うまでになっています。
中絶薬や避妊薬、イギリスで無料なのは男性が妊娠するから?
イギリスでは避妊や妊娠出産、人工中絶などに関する女性への心身の医療サービスが整備されています。情報を得たり秘密で相談できたり、サービスへのアクセスも簡単で、原則として無料。そういうイギリスから見ると、日本ではこのような医療サービスや情報を得る物理的精神的なハードルが高いばかりか、コストがかかったり、そもそも承認されていなかったりして、女性がいかに不利な立場にあるかがわかります。これは女性に対する人権侵害に近く、とても先進国とは言えない状況にあるといえます。
シュリンクフレーション=Shrinkflationとはステルス値上げ?
最近、日本の友達が「ポテチの中身が減っている」と愚痴っていました。値段は変わらないのに、内容量が3分の2くらいになっていたそうです。これって実質値上げですよね、しかも気づきにくい。実はこのような現象は前からイギリスにもあって、「シュリンクフレーション」という造語まで作られています。
外国人労働者に永住資格、日本政府の移民政策転換の理由
日本政府は外国人労働者の「特定技能」在留資格について、永住も視野に入れた更新や家族帯同を認める方針を発表しました。これまで移民に対して厳しい措置をとっていた日本にとって大きな方向転換ですが、この背後にはどういう状況があるのでしょうか。
在外投票:海外邦人が選挙権を行使できないのは違法?
参院選が行われるので在外選挙の手続きをすすめる連絡が日本大使館から来ました。海外在住の有権者の中には、投票したくても投票できない人がいたり、一票を投じるために多額の費用や手間がかかった人がいます。その上、最高裁裁判官の国民審査については投票そのものができません。日本人として投票する権利やそれを行使する制度があるのに実際に行うことが不可能に近いほど煩雑な手続きを要するのはなぜなのでしょうか。
プリンセス・マコの結婚【海外の報道まとめ】
秋篠宮家の眞子内親王が10月26日に夫・小室圭と正式に結婚したのち、記者会見を行いました。このニュースは日本ではもちろん、海外でも幅広く報道されています。この結婚に関する様々ないきさつだけでなく、その陰に潜む日本の皇室の問題や日本における家制度や女性の扱いなど幅広い問題に言及しているものも多くあり、それらをまとめて紹介します。
コロナ抗原検査とPCR、イギリスでは誰でも無料
厚労省が新型コロナウイルス用抗原検査キットの薬局での販売を解禁したということですが、価格が高く一般民にとって敷居が高いようです。イギリスでは無症状の一般国民を対象に抗原検査キットを無料配布し、週2回の検査が推奨されています。ここでは、抗原検査の費用や精度、PCRとの違いなど、イギリスでの利用状況を交えて説明します。