Last Updated on 2020-09-20 by ラヴリー
3月14日に亡くなったスティーブン・ホーキング博士に映画「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士を演じたイギリス人俳優、エディ・レッドメインが追悼のメッセージを発表しています。
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スティーブン・ホーキング博士 Stephen Hawking
ホーキング博士は筋萎縮性側索硬化症(ALS)と呼ばれる難病に苦しみながらブラックホールの研究などを続け、世界的に有名な成功を収めた科学者。
全身麻痺に近い状態で車いす生活を余儀なくされ、コンピューターによる合成音声でコミュニケーションをするという病状にもかかわらず1988年には「ホーキング、宇宙を語る」を発表し、世界的なベストセラーになりました。
博士はALS発症の時に余命2年と言われていたのですが、それから50年以上も生き続けました。
今年76歳でケンブリッジの自宅で静かに息を引き取りました。
映画「博士と彼女のセオリー」The Theory of Everything
2014年に発表された「博士と彼女のセオリー」はホーキング博士のドキュメンタリー映画。
博士が病気を発症する前ケンブリッジ大学でジェーンと出会って恋に落ち、結婚、
それから家族を育てた2人の関係を描いた作品です。
アカデミー賞で5部門にノミネートされ、エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞しました。
ホーキング博士は映画化に協力的で、映画製作のために自身の音声データを提供したそうです。
映画が完成して上映作品を鑑賞した博士は涙を流し、看護婦がその涙を拭きとったと伝えられています。
俳優エディ・レッドメイン Eddie Redmayne
エディ・レッドメインはホーキング役を自ら望んで受けました。
けれども、博士の病状を身体表現するのは難しく、レッドメインはそのために研究を重ねました。
ホーキング博士のインタビュービデオを何度も観たり、4か月間以上病院に通って、医療専門家と話したり、博士と同じ病気を患う患者を観察したりしたのです。
映画撮影の前には実際にホーキング博士にも会いました。
その時、レッドメインは博士の目のきらめきやウィット、ユーモアに感銘を受け、それを役作りに生かしました。
ホーキング博士はエディ・レッドメインの演技を絶賛していました。
自分自身を見るようだったそうです。
エディ・レッドメインのホーキング博士への追悼の辞
“We have lost a truly beautiful mind, an astonishing scientist and the funniest man I have ever had the pleasure to meet. My love and thoughts are with his extraordinary family.” – Eddie Redmayne 💕 #eddieredmayne #stephenhawking #thetheoryofeverything #amazingeddieredmayne
私たちは真に美しい精神、類いまれな科学者、
そしてこれまで僕がお会いしてきた中で一番面白い人を失いました。
博士の素晴らしい家族に愛とお悔やみの辞を捧げます。
エディ・レッドメイン