サイトアイコン 【英国発】news from nowhere

英語になった日本語:海外でも通じる言葉は何?:過労死、痴漢、引きこもり、こんまりも

日本語には英語その他から来た外来語があり、私たちはそれをカタカナにして日常的に使っています。逆に日本語から英語になった言葉にはどんなものがあるのでしょうか。「スシ」「トウフ」などの日本料理、「ハイク」「マンガ」などの日本文化を表すものなどはおなじみですが、最近は「えっ、こんな言葉まで?」と思うような日本語もそのまま英語圏で使われています。どんな日本語が英語になっているのでしょうか。

Contents

英語になった日本語

食べ物に関わる言葉

文化、スポーツ、趣味

自然

ビジネス、仕事

その他

最近使われるようになった日本語

不名誉な日本語が多い?

最近になって英語で使われるようになった日本語には次のようなものがあります。

こうしてみると、日本社会の特異な社会現象を表す、どちらかというと不名誉な日本語が国際語になっているようです。

たとえば、「Karoshi」がオックスフォード英語辞典に登録されたのは2002年です。

オックスフォード英語辞典には「karoshi」がこのように名詞として載っています。

karoshi [mass noun]

(in Japan) death caused by overwork or job-related exhaustion.

仕事をしすぎて死に至るという感覚は欧米人にとってはにわかに信じがたいので、一言で表す言葉がなく日本語の「過労死」をそのまま使うようになったということでしょう。

「過労死」という概念が存在しないドイツ、イタリア、フランスでも日本語をそのまま使うそうです。

「こんまり」も英語に

珍しいところでは、ネットフリックスの「KonMari:人性がときめく片付けの魔法」番組で一躍有名になった「こんまり」がそのまま英語として使われ始めています。

この番組はアメリカでもイギリスでも大人気で、「こんまり」はもうスターなみに有名になったのです。

 

それで「konmari」という言葉そのものが英語の名詞や動詞として使われるようにまでなっています。

たとえば、「Uberトップが組織の『コンマリ』化、ときめかない社員を解雇する」という記事タイトルで 「konmari」はもうすっかり「かたづける」という意味の英語として使われています。

Uber Execs Konmari Their Org, Lay Off Employees That Do Not Spark Joy

自分の名前が英語として使われるようになるまで話題になったとは、すごい偉業ですね。

モバイルバージョンを終了