Last Updated on 2022-05-13 by ラヴリー
日本語には英語その他から来た外来語があり、私たちはそれをカタカナにして日常的に使っています。逆に日本語から英語になった言葉にはどんなものがあるのでしょうか。「スシ」「トウフ」などの日本料理、「ハイク」「マンガ」などの日本文化を表すものなどはおなじみですが、最近は「えっ、こんな言葉まで?」と思うような日本語もそのまま英語圏で使われています。どんな日本語が英語になっているのでしょうか。
Contents
英語になった日本語
食べ物に関わる言葉
- sushi 寿司
- sukiyaki すき焼き
- tempura てんぷら
- katsu curry カツカレー
- tofu 豆腐
- bento 弁当
- ramen ラーメン
- udon うどん
- teriyaki 照り焼き
- kombu 昆布
- miso みそ
- dashi だし
- sake 酒
- satsuma(みかんのことを指す)
文化、スポーツ、趣味
- haiku 俳句
- manga 漫画
- ukiyoe 浮世絵
- anime アニメ
- origami 折り紙
- kabuki 歌舞伎
- karaoke カラオケ
- sumo 相撲
- karate 空手
- sensei 先生(学校の教師ではなく、空手などの師範)
- bonsai 盆栽
- ikebana 生け花
- koi 鯉
- sudoku 数独
- emoji 絵文字
自然
- tsunami 津波
ビジネス、仕事
- kaizen 改善(トヨタなど日本の製造業から英語になった言葉)
- kanban 看板(トヨタのジャストインタイム生産システムから輸出された言葉)
- zangyo 残業
その他
- ninja 忍者
- samurai 侍
- kamikaze 神風
- banzai 万歳
- gaijin 外人
- shinkansen 新幹線
最近使われるようになった日本語
不名誉な日本語が多い?
最近になって英語で使われるようになった日本語には次のようなものがあります。
- kawaii かわいい
- hikikomori 引きこもり
- chikan 痴漢
- otaku おたく
- cosplay コスプレ
- hentai 変態(アダルト向けアニメやマンガのジャンル)
- karoshi 過労死
- pawahara パワハラ
- sekuhara セクハラ
“karoshi”や”chikan”に続いて日本の社会現象を表す不名誉な日本語が国際語に仲間入り。
“pawa hara” workplace bullying
“mata hara” maternity harassment
“seku hara” sexual harassment
“aka hara” academic harassmenthttps://t.co/R2YsZRfG3F @quartzatworkさんから— ラブリー@news from nowhere (@1ovelynews) 2019年5月30日
こうしてみると、日本社会の特異な社会現象を表す、どちらかというと不名誉な日本語が国際語になっているようです。
たとえば、「Karoshi」がオックスフォード英語辞典に登録されたのは2002年です。
オックスフォード英語辞典には「karoshi」がこのように名詞として載っています。
karoshi [mass noun]
(in Japan) death caused by overwork or job-related exhaustion.
仕事をしすぎて死に至るという感覚は欧米人にとってはにわかに信じがたいので、一言で表す言葉がなく日本語の「過労死」をそのまま使うようになったということでしょう。
「こんまり」も英語に
珍しいところでは、ネットフリックスの「KonMari:人性がときめく片付けの魔法」番組で一躍有名になった「こんまり」がそのまま英語として使われ始めています。
この番組はアメリカでもイギリスでも大人気で、「こんまり」はもうスターなみに有名になったのです。
それで「konmari」という言葉そのものが英語の名詞や動詞として使われるようにまでなっています。
たとえば、「Uberトップが組織の『コンマリ』化、ときめかない社員を解雇する」という記事タイトルで 「konmari」はもうすっかり「かたづける」という意味の英語として使われています。
Uber Execs Konmari Their Org, Lay Off Employees That Do Not Spark Joy
自分の名前が英語として使われるようになるまで話題になったとは、すごい偉業ですね。