イギリスでは、今朝からハリー王子とメーガン・マークルの婚約のニュースでもちきりです。
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ケンジントン宮殿ツイッターアカウントより発表
最近はずっとそろそろ公式発表があるのではと噂されていたハリー王子(公式名ヘンリー王子ですが、イギリスではみんな「ハリー」としか呼びません)とメーガン・マークルの婚約がきょう11月27日午前10時(イギリス時間)ケンジントン宮殿ツィッターアカウントで正式に発表されました。
ハリーは33歳、メーガン・マークルは36歳で、約14ヶ月の交際の末の婚約となりました。10時からイギリスのラジオ、テレビともにこのハッピーなニュースでもちきりで、イギリス国民は祝福ムードでいっぱいです。
婚約発表の噂は10月頃からしきりにささやかれていました。アメリカの雑誌記事によると、すでに二人の婚約は交わされていて、公式発表を待つばかりというコメントが載っていました。それによると、メーガンが出演中のTVシリーズの撮影が11月に終わるタイミングで婚約を発表する予定だということだったのですが、それが現実となったようです。
メーガン・マークルってどんな人?
メーガンはロサンゼルス出身の女優で1981年8月4日生まれの36歳。私立小学校、カトリック系女子校で学んだ後、ノースウエスタン大学で演劇を専攻し、卒業前の2002年には女優としてデビューしました。2003年に同大学を卒業。アメリカで人気のテレビドラマ「スーツ」の弁護士役で知られています。また、モデルとしても活動していました。2011年に映画プロデューサーの男性と結婚しましたが、2年後に離婚しています。
白人の父とアフリカ系アメリカ人の母を持つメーガンは、今はカナダに住んでいます。両親はメーガンが子供のときに離婚しました。メーガンの母親は老人コミュニティーに従事するソーシャルワーカーで、ヨガのインストラクターでもあるそうです。父親はテレビの照明ディレクターの仕事をしていました。
父トーマス・マークルさんと母ドリア・ラグランドさんは、声明で「共に優しい心を持つハリー王子と私達の娘が婚約することになり、両親としてこの上ない喜びを感じています。2人の将来が幸せに満ちたものであることを心から願っています。」とコメントしています。
メーガンはチャリティー活動にも熱心で、男女平等と女性の地位向上を目指す国連組織「UNウィメン」の親善大使に選ばれています。彼女は親善大使として活躍した他、同機関のインターンシップにも参加しました。また、ワールドビジョンカナダのキャンペーンでは、アフリカのルワンダ共和国を訪問したり、国連事務総長の前でフェミニズムについてのスピーチも行っています。
ジェンダー平等を提唱する彼女はトランプ米大統領の「女性嫌い」と思われる発言や政策を批判したりもしています。
ハリーとメーガンの交際
ハリー王子とメーガンはは2016年7月に共通の友人を通じて出会い、そのあとロンドンで何度かデートを重ねたあと3,4週間後にボツワナで5日間キャンプ旅行をしたのだそうです。二人きりで星の下でキャンプをしたことが結びつきを深めることになったとハリーはインタビューで語っています。
イギリス王室は同11月の声明で2人の交際を認めていました。2人の交際が認められてからは、アメリカで女優として活躍するメーガンがハリー王子には不釣り合いではないのかと問題視する声も出ていました。ちまたでは財産目当てなのではないかとか、混血なのはどうなのかとか、年上で離婚歴があるとか様々な誹謗中傷がささやかれたりもしました。また、メーガンやその家族、関係者をメディアが執拗に追いかけたりすることもあり、ハリー王子がメディアを批判する異例の声明を発表するというハプニングもありました。
2人が公式の場に揃って姿を表したのは今年の5月、アスコットで開催されたポロのチャリティイベントが初めてです。その後、9月下旬ハリー王子が支援する傷病兵によるスポーツ大会であるインビクタス・ゲームの車椅子テニスの試合にも2人は共に姿をあらわしました。
また、メーガンはハリー王子が暮らすロンドンのケンジントン宮殿を度々訪れたり、キャサリン妃の妹ピッパ・ミドルトンが結婚した際にも披露宴に招待されたりと王室公認で交際を続けていました。ハリー王子は今年の9月はじめにスコットランドのバルモラル城で休暇を過ごしていたエリザベス女王にメーガンを紹介したと報道されていました。
ハリー王子もお忍びでメーガンが住むカナダへ訪ねることもあったそうです。最近は公の場でも手をつないだり仲むつまじい2人の姿が目撃された他、メーガンがハリー王子のイニシャルつきのアクセサリーを着用するなどして、愛情表現をあらわにしていました。また、雑誌ヴァニティーフェア (Vanity Fair )のインタビューでメーガンが「私たちは愛し合っている」と公言したという報道もあり、婚約発表は時間の問題だとささやかれていたのです。
11月21日にはメーガンがロンドン警視庁の警察官に警護されているところも目撃されて、いよいよ彼女も公式に英国王室メンバーの扱いを受けるようになったと報道されていました。彼女の警護をイギリスの警察が行ったのはこれが初めてのことだったことからも、婚約発表が間近だとメディアが報じていました。
ハリー王子とメーガンの婚約インタビュー
ハリー王子とメーガンは婚約正式は発表があった11月27日ケンジントン宮殿の庭で記者会見しました。ハリー王子とメーガンは仲良く手をつないでインタビューに応じました。メーガンはベルト付きの白いコートを着て現れ、ダイアモンドの婚約指輪を披露しました。
ハリーは質問に答えて「初めて会ったときから結婚するのはこの人しかないと決めていました。」と答え、メーガンも「とても幸せです。」とコメント。
同日BBCのミシェル・フセインのインタビューで、2人は今年11月はじめ、ハリーがメーガンにプロポーズした様子を語りました。ケンジントン宮殿のハリーの自宅でローストチキンを焼いているときにハリーが突然片膝をついてプロポーズしたのだそうです。メーガンはハリーがプロポーズの言葉を終える間もなく「イエス」と答えたとのこと。そして、ハリーはメーガンに婚約指輪をわたしました。
婚約指輪はハリーがデザインしたそうで、ゴールドの真ん中に2人の思い出の地ボツワナのダイアモンド、そしてそれをはさむ2つのダイアモンドは亡き母ダイアナのコレクションから譲り受けたものです。2人は自分たちの婚約の機会にダイアナの思い出を刻み込むことをとても大事に考えているということです。ハリー王子は「母が生きていたら、僕たちの婚約をとても喜んでくれたでしょう。そして、メーガンとは大の仲良しになっただろうと思います。こういう時は特に彼女が生きていてくれたらと思うんです。」と語っています。
“It was just an amazing surprise” – Meghan Markle on the moment Prince Harry proposed to her https://t.co/7pnNzobbc9 #royalwedding pic.twitter.com/JkSwTAfnDt
— BBC Breaking News (@BBCBreaking) November 27, 2017
メーガンはインタビューで、彼女はアメリカで生まれ育ったため英国王室やハリー王子のことはあまり知る機会もなかったことから、先入観もなく、ハリー王子とつきあう中で彼を自然に知ることができたことが良かったと言っています。ハリー王子もメーガンのことは実際に会うまで知らなかったそうで、メーガンが出演していた、アメリカでは有名なテレビドラマ「スーツ」もみたことがなかったとのことです。
メーガンはハリー王子との婚約を機会に女優の仕事からは退くと発表しています。これからはハリー王子とともに公的行事やチャリティー活動に取り組むことを「人生の新しいチャプター」と考えていると語っていました。ハリー王子もメーガンが王室の一員として、また2人で取り組んでいくだろう人権問題などの活動をするにあたって理想のカップルとなるだろうと言っています。
結婚式はいつ?
気になる挙式の予定ですが、来年2018年の春に予定しているそうです。けれども、その詳細はまだ明らかにされていません。2人の挙式は王室の伝統的な形式のものにはならないだろうとも言われています。
結婚後は2人は兄のウィリアム王子一家が暮らしているロンドンケンジントン宮殿の一角にあるノッティンガムコテージ に住む予定だということです。なお、結婚後のメーガンの敬称は殿下 ‘Her Royal Highness Princess Henry of Wales’ となります。
今年9月にウィリアム王子とキャサリン妃第三子妊娠が発表されたり、11月20日にはエリザベス女王とフィリップ殿下の結婚70周年を迎えたりと嬉しい話題がつづく英国王室。これからもハリー王子とメーガンの婚約に関する幸せな話題でもちきりになりそうです。
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