ジャーナリスト伊藤詩織が元TBS記者山口敬之から性暴力を受けたとして損害賠償を求めた民事裁判で勝訴したことは日本でも報道されましたが、イギリス、アメリカをはじめとする海外メディアでも同時に大きく報じられました。遠い外国の性暴力事件がどうして世界のニュースになったのでしょうか。海外メディアでの報道はこの事件に関与する背景なども詳しく説明されており、日本メディアでは報じられていない情報も語られています。
性暴行
レイプ被害で下着が性行為への同意を意味する? アイルランドのケース
アイルランドで起きたレイプ事件で、被害者である17歳の女性が事件にあった時に着ていた下着を理由に加害者が無罪放免になりました。これについて大きな抗議の声が上がり、女性たちが自分の下着の写真をSNS上にあげたり下着を見せてデモをする様子に注目が集まっています。どういう成り行きでこうなったのでしょうか。女性が着ているものが性暴行被害の理由になり得るのか、性行為への同意ということについても掘り下げてみたいと思います。
トランスジェンダーの受刑者女性刑務所で性暴行:カレン・ホワイトのケース
イギリスでトランスジェンダーとして自らを女性だと主張し女性用刑務所に収監されていたカレン・ホワイトが収監中に他の女性受刑者2人に性暴行をはたらき、無期懲役の刑を受けました。この事件はトランスジェンダーの受刑者をどのように扱うべきかという難しい問題をなげかけています。
#HimTooハッシュタグの意味は?母の自慢息子のmeme
米国最高裁判事に性暴力疑惑があったカバノーが就任しましたが、トランプ大統領はそのことでカバノーは無実だったとし、同様に無実の罪をきせられる男性が多くいると語りました。米国では#HimTooというハッシュタグがトレンドになり、無実の罪をかぶせられる男性を指すようになっています。この#HimTooを使ったある母親のツイートが評判になって瞬く間に広まり、meme(ジョークのツイート)が多数寄せられたのですが、どのようなものだったのでしょうか。そして、その結末が意外な展開に。。
伊藤詩織BBC「日本の秘められた恥」レイプ疑惑報道と反応’Japan’s Secret Shame’動画
ジャーナリスト伊藤詩織のレイプ疑惑事件をイギリスBBCが取り上げ「日本の秘められた恥」(英題:Japan’s Secret Shame)として6月28日にイギリスBBCテレビで放送しました。日本の性暴力、司法や警察、日本政府の対応などに深く切り込んだドキュメンタリー番組は話題をよび、新聞などの各メディアが取り上げました。番組の説明や動画と共に、イギリスでどういう反響があったのかをご紹介します。