今週8月14日から20日までイギリスはNational Afternoon Tea Week なんだそうですが、ご存知でしたか?それにちなんで、イギリスの新聞が選んだロンドンのアフタヌーンティー10選の最新版をお届けします。
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アフタヌーンティーとは?
元をたどると、19世紀のはじめイギリスでは朝食と夕食しか食べなかったため空腹を満たす目的で始まったと言われています。かのヴィクトリア女王も楽しんでいたというアフタヌーンティーはその後今日に至るまで英国人に、そして今では旅行者にも人気。
一口にアフタヌーンティーといっても、それを提供するカフェやレストランによって、雰囲気もメニューも、実にいろんな種類のものがあります。その中でもこちらではイギリスの新聞が選んだ、ロンドンのおすすめ10選をご紹介します。 ただ味だけを比べるのではなく、伝統的なものから一風変わったものまでバラエティに富んだセレクションになっているので、アフタヌーンティーならもう経験済みという人にも参考になるのでは。
ヘルシーなアフタヌーンティー:ブラウンズホテル ティートックス Brown’s Hotel’s Tea-Tox
ヴィクトリア女王もお茶を楽しんだという由緒あるブラウンズホテルのティールームではヘルシーコンシャスな人向けの「デトックス」ならず「ティー卜ックス」アフタヌーンティーが楽しめます。
ローカロリー、ローカーボ、ローファットを謳うメニューはビーツのクレープにアボガドとフムスのピューレ、ほうれん草のパンでできた味噌風味サーモンのサンドイッチ、ブルーベリー、メロン、パイナップルなどの果物にはちみつとヨーグルトをかけたもの、グルテンフリーのラズベリーとピスタチオのブラウニー、ホワイトチョコレートとラズベリーのチーズケーキ。そして、お茶は14種類から選べます。
Days and times: daily from 12pm-6.30pm
Cost: £55; champagne afternoon tea £65
トラディショナルなアフタヌーンティー:ザ・リッツ The Ritz London
ザ・リッツでは1906年からアフタヌーンティーを出していたということで、その伝統に支えられ今でもエレガントに着飾ったご婦人方に人気です。
スモークサーモンやハムのフィンガーサンドイッチ、レーズン入りスコーンに、ケーキがケーキスタンドに乗せられてサーブされます。
格調高い5つ星ホテルなので、ドレスコードがあり、男性はジャケットにネクタイが必須、ジーンズやスポーツウエア、トレーナーはご法度です。こちらでは夜の7時半に始まる時間帯で予約できるので夕食代わりにできるのもうれしいですね。
Address: The Ritz, 150 Piccadilly, W1J 9BR
Days and times: daily 11.30am-7.30pm
Cost: £54, or £71 for a champagne afternoon
ファミリーにおすすめのアフタヌーンティー :ザ・ランガム The Langham
そびえ立つマーブルの柱や広々とした空間が伝統的な風格を感じさせる一流ホテルで雰囲気は抜群。その豪華な見かけに反して意外にも子供に人気のあるアフタヌーンティーが楽しめるのがここです。
ジグソーパズルの形をしたサンドイッチ、「クッキーモンスター」マカロン、色とりどりのチョコレートムース。それに子供一人一人にハムリーズのテディーベアまでもらえるんです。
おすすめ: 子どもたちが喜んだのがお菓子で飾られたアイスココア
Address: The Langham, 1C Portland PLace London, W1B 1JA United Kingdom.
Days and times: Daily 12.15pm to 5.30pm.
Cost: £27.50 per child. Wedgwood afternoon tea for adults costs from £49 per person.
予約: The Langham, London
おしゃれなアフタヌーンティー :スケッチ Sketch
メイフェアにあるアートギャラリーのようなレストラン、スケッチ。きれいなピンクのインテリアにドームになった天井で、お菓子の国に迷い込んだよう。スキャロップ型の椅子にヴェルヴェットのソファ、たくさんのアートに囲まれセッティングは申し分なし。
アフタヌーンティーはシャンパンから始まり、その次に紅茶を選びます。もちろんピンクのバラの花びらティーもあり。そして山盛りのサンドイッチ、ペイストリー、ケーキ、スコーンが出てきてお腹も目も保養できます。
追記ですが、ここの卵の形をしたトイレは有名なのでぜひのぞいてみてくださいね。
Address: 9 Conduit St, London W1S 2XG
Days and times: daily midday to 4.30pm
紅茶のセレクションがいいアフタヌーンティー:フォートナム アンド メイソン Fortnum & Mason
有名なフォートナムアンドメイソンのティールームではスタインウエイのピアノからクラシックが流れ優雅な雰囲気でお茶が楽しめます。
メニューはフィンガーサンドイッチ(コロネーションチキン、特性チャイブマヨネーズ、スモークサーモン)スコーンに様々な種類のプチケーキ。
甘いものが苦手な人にはトマト味のスコーン、クレスとチーズなども選べます。トロリーに乗せられたケーキは全部食べ放題。
Address:Fortnum & Mason 181 Piccadilly, W1A 1ER
Days and times: Monday to Saturday 12-7pm; Sunday midday to 6pm
ひと味違うアフタヌーンティー :ソーシャル Sosharu
こちらはなんと、人気の居酒屋風ジャパニーズレストランのアフタヌーンティーです。
サンドイッチの代わりにマグロやサーモンの手巻き寿司。甘味は、抹茶風味のラズベリードーナッツ、ココナッツとパイナップルのロールケーキ添えアイスクリーム、熱い魚の形をしたジャムの入ったパンケーキ(これってたい焼きのことじゃない?)
お茶はさまざまな日本茶から選べます。桜の花入り茎茶がおすすめということ。オプションでカクテルも頼めます。ゆず風味の「さび」プロセッコなど。
Days and times: Monday to Saturday from noon to 4pm
スペシャルオケージョンにぴったりなアフタヌーンティー:クラリッジズ Claridge’s
エレガントながら形式張らずスタイリッシュでセンスのいいインテリアでくつろげるティールーム、ピアノとチェロが醸し出すBGMがゆったりと流れ、家族で、友人と、恋人とそれぞれ特別な一時を楽しむのにぴったりの場所。
ここのアフタヌーンティーの歴史は150年前にも遡り、予約を取るのが難しいため、日程の余裕を持っての予約が必要です。
こちらで楽しむことができるのはサンドイッチ(きゅうり、オーガニックチキン)極上のスコーン、洋梨やくるみの風味が漂うペイストリー、チョコレートとクリームブルレ。
Address: Claridge’s, Brook St, Mayfair, London W1K 4HR
Days and times: tea is served daily between 2.45pm and 5.30pm
Cost: £58; champagne afternoon tea £68-£78
眺望が素晴らしいアフタヌーンティー:ザ・シャードのシャングリラレストラン Shangri-La at the Shard
ザ・シャードホテルの35階にあるシャングリラレストランからはロンドンの絶景が楽しめます。アフタヌーンティーのメニューはクラシックと東アジア風の2種類から選ぶことができます。
東アジア風メニューはよくあるサンドイッチではなく、ダークライブレッドを使ったビーツ風味のサーモンサンド、ココナッツ風味のクリームガトー、スコーンにはグーズベリージャムがついてきます。お茶の種類は30種以上、シャンパンも3種類から選べます。
ロンドンをテーマにしたアフタヌーンティー:ホテルカフェロイヤル
5つ星ホテル、カフェロイヤルでは新しくロンドンをテーマにした「ロンドンロイヤルティー」をはじめました。
ゴールドのミラーで輝くインテリアが豪華なオスカー・ワイルドティールームはかつて文豪オスカー・ワイルドが常連だったことから名前がついたという由緒ある空間で、歴史を感じさせてくれます。
ロンドンをテーマにしているということで、ロンドン地下鉄の標識付マカロン、キングやクィーンにちなんだお菓子が出てきます。お茶のメニューも豊富で、ウーロン茶からハーブティーもあります。
サンドイッチはミートが中心でチョリソソーセージにオニオンとタイムがついたウエリントンスライスがおすすめ。ケーキは英国的なバッテンバーグケーキやラズベリーリージェントなど。
お酒好き用 アフタヌーンティー:モンドリアンロンドンのワイルドティー
世界ベスト3のバーに選ばれたモンドリアンホテルのダンデライアンバーで楽しめる70年代スタイルのワイルドアフタヌーンティー。美味しいカクテルと共に4コースのアフタヌーンティーを満喫できます。
ドリンクはローズヒップとラベンダーの香りがするバーガモットリキュール、パイナップルと柑橘類のコーディアルなどがあります。食べ物はエルダーフラワー、きゅうりとハーブクリームのサンドイッチ、ベリー入りベイクド・アラスカなどいろいろ。
参照:Telegraph UK