Last Updated on 2018-05-06 by ラヴリー
【速報を追記中】ジャニーズ事務所所属TOKIOの山口達也メンバーが女子高生にわいせつ行為をはたらいた容疑で書類送検をされたという事件が報道されています。メンバーの國分太一は「ビビット」で涙の謝罪。山口の容疑内容、被害者は誰か、彼のプロフィールや過去の結婚、恋愛歴、出演するテレビ番組が今後どうなるのかなど、をご紹介します。
Contents
強制わいせつ容疑
山口達也はジャニーズジム所属の人気アイドルグループTOKIOのメンバー。(ほかのメンバーは国分太一、松岡昌宏、城島茂、長瀬智也)
彼は今年2月に都内にある自宅マンションに16歳と17歳の女子高生2人を呼び出し、飲酒をすすめ、無理やりキスをするなどしました。
山口達也は書類送検されましたが、事務所と被害者側が話し合い示談が成立し、被害届を取り下げる手続きとなったそうです。
番組やCMの取り下げ
NHKでは山口達也が司会を務めるテレビ番組「Rの法則」の4月25日の放送を中止しました。同番組のその後の放送も中止予定です。
また、NHKオンデマンドで配信されている山口の出演番組も配信を休止の措置となっています。
山口が出演しているほかのテレビ番組「鉄腕DASH」「ZIP」などの放送中止、ひいては番組打ち切りという可能性もうわさされているようです。
山口達也が出演しているスズキ、ヤマト運輸、フマキラーなどのテレビCMもあいついで中止されたり、差し替えられたりしています。
また、TOKIOを県産農産物のイメージキャラクターに採用している福島県はPR用のポスターを撤去しました。
国分太一ビビットで謝罪
山口達也が書類送検されたことで、同じメンバーの国分太一さんが4月26日朝のTBS系番組{ビビット」で謝罪しました。
国分太一さんは情報番組「ビビット」で司会を務めていますが、26日の番組の冒頭で8時に謝罪のコメント。
「何より被害に遭われた女性にメンバーとして謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。
正直、自分の頭の中も整理がつかない状況ではありますが、
山口が起こしてしまったことは、絶対に許される行為ではありません。
20年以上一緒にいるメンバーがこんなことを起こしてしまった。
驚き、悲しみ、悔しい思いが湧き出てきます。」と泣きながら謝罪しました。
TOKIOのほかのメンバーは山口達也がしたことを知らなかったということです。
2月に起こった事件なのに何も知らなかったというのが驚きですね。
4人はメンバーみんなの連帯責任でどんな処罰でも受けるつもりだと話していました。
山口達夫謝罪会見
同日4月26日午後2時には山口達夫本人が東京のホテル会場で記者会見を行いました。この様子は「情報ライブ ミヤネ屋」などで生中継されました。
山口は弁護士と共に記者会見に姿を現し、深々と頭を下げました。
まず、弁護士が「本来ならもっと早く報告すべきだったが、検察処分は出ていないこと、被害者が未成年であることから詳細は控える。」と説明。そして、対応として山口は芸能活動を無期限で謹慎すると述べました。
そあと、山口が経過を説明し被害者の両親のコメントを聞いて涙を流しながら「すみません。」と謝罪。
山口はTOKIOのメンバーには事の経過を伝えていなかったと言い、メンバーの国分太一、城島茂、松岡雅宏、長瀬智也の名を挙げて涙ながらに謝罪しました。
「23年間同じ方向を向いて走ってきた。ジュニアの時を入れると30年になる。
人生の半分を、彼らとたたかってきて助けられてここまできた。
私の身勝手な件で彼らがどれほどつらい思いをしているのかを考えると、どうしていいかわからない。」
そして、
「もし待って切る場所がそこにあるならば、またTOKIOとしてやっていけたら。」と声を震わせて思いを語りました。
また山口はファンへも「謝っても謝りきれません。」と言いました。
被害者にも「一生忘れられない出来事になったのではないかと考えると本当に申し訳ない」と語りました。
山口達也不起訴(起訴猶予)処分
5月1日山口達也は東京地検で不起訴(起訴猶予処分)となりました。 これで捜査は終わり、検察は裁判をする必要がなくなることになります。今回の事件で不起訴処分となった山口達也が刑事裁判として法廷で罪を問われることはありません。
けれども起訴猶予と言う言葉が付いているので、犯罪はあったと認められているのです。
不起訴の理由としては、違反が軽微だったり、被害者側と示談が成立している場合、容疑者本人が容疑事実を認め、反省の意思を示しているなどが判断材料となります。
TOKIOメンバー4人が会見
5月2日にはTOKIOの山口達也以外のメンバー4人、城島茂、国分太一、松岡昌弘、長瀬智也が東京都内のホテルで会見を行いました。
会見で来年デビュー25周年を控えたTOKIOは計画していた活動を白紙に戻すと伝えました。近年はライブツアーなどを行っていなかったことから、昨年から25周年に向けて話し合いをしてきたことを明かし、城島は音楽活動を白紙に戻すことに対して「断腸の思い」と告白。
山口達也はTOKIOに辞表を出し脱退宣言をしたと明かしています。TOKIOとして継続が決まった仕事については当面は4人で活動し、否定的な声があれば考えるとしています。
TOKIOのメンバー5人は4月30日に全員で集まっており、松岡は山口に「あなたは病気だ」と伝えたそうです。
山口のアルコール問題についてはこれまでもメンバーが注意することもあり、彼らはアルコール依存症だと思っていました。けれども、医師の診断ではそうではないとされていたと言っています。
山口達夫ジャニーズ事務所契約解除
5月6日山口達也はジャニーズ事務所に辞意の申し出があり、事務所はこれを受理しました。無期限謹慎と言うあいまいな形でなく、ジャニーズ事務所との契約解除というかたちになります。
今後について事務所は山口の籍は残らないが、彼の将来に関しては、支援していくとしています。
TOKIOの残りのメンバー4人はTOKIOとして原点に戻ると連名でコメントを発表しました。
山口達夫のプロフィール
名前:山口達也
生年月日:1972年1月10日(46歳)
出身地:埼玉県草加市
職業:俳優、タレント、ミュージシャン、司会者
担当楽器:ベース
事務所:ジャニーズ事務所
グループ:TOKIO
身長:167cm
血液型:O型
山口達夫は1994年9月に結成されたTOKIOのメンバーのうちの1人。人気アイドルグループですが、ミュージックバンドとしても人気で彼の担当楽器はベースでした。
また、テレビドラマ、CM、バラエティにも多く出演していて日本テレビのバラエティ番組「鉄腕DASH」で活躍。ほかにもNHKの「Rの法則」、日テレ系の情報番組「ZIP」メインパーソナリティとして活躍しているほか、日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」でも司会をしています。
山口達夫の結婚と恋愛履歴
山口達也は2008年3月8日に5歳年下の元モデルでレースクィーンの高沢悠子さんと結婚し、同日夜の日本武道館ライブでファンに報告しました。TOKIOメンバーの中で最初の結婚でした。
結婚の2か月の2008年5月6日には長男が誕生。
2010年9月17日にはもう1人男の子が生まれ、2児の父親となりました。
けれども、その後結婚生活はうまくいかなかったようで、6年後に離婚となりました。
山口は2006年8月に記者会見を行い、離婚したことを発表しました。
離婚の理由については「自分が未熟だった」
「僕たちにとってこの選択がベストだと思った」と語っています。
関係者によると、山口はもともと派手な女性関係で有名だったらしく、これまでも女性関係のトラブルがあり、そのたびにジャニーズ事務所が後始末をしてきたというのが事実のようです。
今回は書類送検されたと報道されたことからジャニーズ事務所もこれ以上は隠せなかったということです。
山口達也はアルコール依存症か
山口達也はアルコール依存症ではないかとも言われています。2016年の離婚直後にもその可能性が報じられました。
26日に記者会見した時、本人が「今年の1月15日からお酒の関係で体を壊し、一か月入院してた。」と語りました。
「ビビット」で国分太一も山口達也が「お酒につられることがあって病院に通っていた」と語っていました。
今回の事件も泥酔状態で起こったようであることもあり、アルコール依存症とまではいかないにせよ、飲酒が不祥事の遠因になっていることは確かなようです。
SMAP草彅剛
ジャニーズ事務所というと、2009年4月23日に元SMAPの草彅(くさなぎ)剛が公然わいせつ罪現行犯の容疑で逮捕された事件がありました。草彅が東京でレストランやバーで泥酔した後、公園で全裸になっていたところを通報されたということです。
その後処分保留で釈放された時にジャニーズ事務所はお詫びと称して記者会見を行いました。草彅はこの会見で終始うつむいて謝罪していました。
「泥酔して記憶がない、本当に申し訳ない。」と素直に謝ったのが功を奏してか、この時はあまり強い非難の声が上がらなかったようです。
その後十分反省したとして5月1日には起訴猶予処分となり同月末には仕事に復帰しています。
被害女性
今回の被害女性は女子高校生ということだけが報道されています。山口達也はこの女子高生とNHK教育テレビの「Rの法則」で知り合ったと言われています。
「Rの法則」は中・高校生や10代、主に女子高生を対象にした番組で、R’sと呼ばれるメンバーが街でリサーチしたテーマをスタジオに集まった中・高校生や若者が話し合うというものです。
若い女の子の「足を細くしたい」「自転車に乗るときに下着が見えないようにしたい」といった悩みをとりあげ、山口はそんなトークを盛り上げ、まとめる役割をしていました。
NHK教育という真面目なイメージのある番組で知り合った高校生にこういう行為を働いたということでNHK側も神妙に対応せざるを得ないといったところでしょう。
この番組に出演する学生やその保護者が安心して番組に参加させ続けることができるのかどうか、これまでの経緯の調査も含め、これからこのようなことが2度と起きないような仕組みづくりが必要とされるでしょう。
まとめ
今回のケースは山口達也が高校生相手の仕事を通して知り合った未成年を相手に飲酒をすすめ強制的にわいせつをはたらいたということで、深刻なケースとなっています。今後の山口やTOKIO、ジャニーズ事務所の評判や彼が出演するテレビ番組の将来がどうなるのかどうか、今後の成り行きが気になるところです。
最近このようなタレントのケースに限らず、ジャーナリストや官僚といった人たちまでのセクハラ騒動が後を絶ちません。
とはいえ、こういう出来事は今急に増えたのではなく、これまで女性が泣き寝入りをしていたから表に出なかっただけなのかもしれません。伊藤詩織さんのような女性が声を上げてから、日本社会では流行らないと言われた#Me Tooの声が少しずつ広まってきているようです。
こういった犯罪容疑にまで発展するまでもなく社会の「日常」として受け入れられている(と一部の男性が思っている)習慣や文化といったものが少しずつでも改善するように願ってやみません。