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タバコ値段【2021年最新版】世界ランキング10月増税値上げ後も日本は安い?

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2021年10月に紙巻タバコや葉巻タバコ、加熱式タバコなどの小売価格が値上がりました。それぞれのたばこの値段はいくらになるのか、最新情報を銘柄別にまとめました。また、日本の煙草の値段は他国と比較すると、高いのか安いのかを、マールボロを例にとって国際比較してみました。

Contents

2018〜2021年たばこ税増税発表

2018年度税制改正大綱でたばこ税増税が決まり、3段階でたばこの値段が引き上げられています。

税制改正の概要:厚生労働省によると、国民の健康の観点からたばこの消費を抑制することを目的とし、諸外国における税負担水準を考慮しての増税となります。

2018年10月から20本あたり228.48円だったタバコ税率が20円上がり248.48円に、その後も2020年10月、2021年10月に1本あたり1円ずつ引き上げられました。

最終的には1本あたり3円、1箱20本あたり60円の増税となっています。

たばこ税増税にともなってJT(日本たばこ産業)、PM(フィリップ・モリス)、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)はそれぞれのタバコ銘柄の値上げを財務省に申請して許可されました。

JTのタバコ値上げ

JT「旧3級品」タバコ値上げと販売終了品

日本たばこ産業(JT)の「わかば」「エコー」「ゴールデンバット」など「旧3級品」と呼ばれる低価格の紙巻たばこ3銘柄については2019年10月以降、売りつくしをもって販売が終了となりました。

「うるま」は沖縄県のみでの販売です。

同じく沖縄県だけで販売されていた「バイオレット」は販売終了になりましたが、「うるま」は沖縄で根強い人気があるため、販売が継続されています。

タバコ銘柄 旧価格 2021年10月~新価格
うるま 500円 530円

JT紙巻きたばこの改定価格

代表的な銘柄であるメビウス(旧マイルドセブン)は20本入り1箱540円だったものが2021年10月に580円となりました。

これは、250円だった20年前の価格の2倍以上となっています

主な紙巻タバコ銘柄の値上げ前と2021年10月値上げ後の価格は次のとおりです。

タバコ銘柄 旧価格 21年10月新価格
メビウス 540円 580円
セブンスター、ピース(20本入) 560円 600円
ナチュラルアメリカンスピリット 570円 600円
ピアニッシモ 540円 570円
ウィンストン(キャスター、キャビン) 500円 540円
キャメル 450円 460円
ホープ(10本入) 280円 300円

JT加熱式、葉巻、パイプタバコなどの改定価格

その他、加熱式や葉巻タバコも値上がりするものがあります。

代表的なタバコ銘柄の値上げ前と2021年10月値上げ後の価格は次のとおりです。

種類 銘柄名 旧価格 新価格
加熱式 メビウス・フォー・プルーム・エス 540円 570円
葉巻タバコ ピース・リトル・シガー 580円 650円
刻みタバコ こいき 10g 520円 600円
かぎたばこ ゼロスタイル・スヌース・レギュラー 6.8g 540円 560円
パイプタバコ ナチュラルアメリカンスピリットオリジナル 1280円 1360円

他の銘柄については、こちらにJTの煙草改定価格の情報があり、JTたばこ商品の各銘柄の価格改定情報が載っているので、参考にしてください。

フィリップ・モリスたばこ値上げ

フィリップ・モリス・ジャパンも2021年10月から118銘柄が10~100円程度値上がりしました。

対象ブランドのマールボロ、ラーク、パーラメントなど20本入りが値上げとなります。

代表的なタバコ銘柄の値上げ前と2021年10月値上げ後の価格は次のとおりです。

種類 銘柄名 旧価格 新価格
紙巻きたばこ マールボロ 570円 600円
紙巻きたばこ ラーク 500円 540円
紙巻きたばこ パーラメント 540円 580円
加熱式タバコ マールボロ・ヒートスティック・レギュラー 550円 580円
葉巻タバコ フィリップ・モリスロードスター 380円 480円

そのほかの銘柄の価格改定情報は、こちらのフィリップモリスジャパンの情報を参考にしてください。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ値上げ

BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)も紙巻き、葉巻、加熱式たばこ127銘柄が値上がりします。

代表的なタバコ銘柄の値上げ前と2021年10月値上げ後の価格は次のとおりです。

種類 銘柄名 旧価格 新価格
紙巻きたばこ ダンヒル(ライト、ワン) 560円 600円
紙巻きたばこ ラッキー・ストライク 560円 600円
紙巻きたばこ ケント1・KSボックス 500円 520円
葉巻たばこ ラッキー・ストライク・フィルター・シガリロ 400円 450円
加熱式タバコ ケント・ネオスティック 480円 500円

その他の銘柄についてはこちらの情報を参考にしてください。



世界のタバコの値段ランキング

これまで見てきたように、日本ではタバコ税の増税に伴ってタバコの値段がだんだん上がっていきます。

20年前の倍になったわけですから、愛煙家にとっては厳しい世の中になってきました。

それでは、海外の国と比較してみた場、日本のたばこの値段は高いのでしょうか。

比較するために、各国の紙巻たばこの値段を比べた世界ランキングをまとめてみました。

下記はマルボロ(マールボロ)1箱の値段を比べているもので、日本円に換算してあります。

  1. オーストラリア  2166円
  2. ニュージーランド 1951円
  3. アイルランド   1437円
  4. ノルウェー    1417円
  5. イギリス     1327円
  6. アイスランド   1208円
  7. カナダ      1140円
  8. シンガポール   1100円
  9. イスラエル    1082円
  10. フランス      943円
  11. スイス       921円
  12. フィンランド   848円
  13. オランダ     825円
  14. 香港       810円
  15. アメリカ合衆国     807円
  16. ベルギー     778円
  17. パレスチナ    773円
  18. ドイツ             754円
  19. サウジアラビア  718円
  20. デンマーク    710円
  21. スウェーデン        709円
  22. マルタ      683円
  23. スリランカ    682円
  24. オーストリア   642円
  25. イタリア            636円
  26. エクアドル      592円
  27. カタール       592円
  28. スペイン       589円
  29. ポルトガル      589円
  30. アラブ首長国連邦 586円

そして、日本はもっとずっと順位が下がって、

39位 日本 480円 という結果でした。

(2021年10月の値上がりで日本ではマールボロが600円になっています。)

Price Rankings by Country of Pack of Cigarettes (Marlboro) (Markets)

これを見ると、世界的に見れば日本のタバコはまだまだ安い方といえます。

別の調査で2016年に最も売れた銘柄を国際比較した場合、日本は経済協力開発機構(OECD)加盟国で最もタバコの値段が安い国ということでした。

また、タバコの税額もOECD平均の半分以下となっています。というのも、健康のためにタバコに高税をかけて喫煙者を減らす政策をとっている国が多いのです。

ということは、日本もまだまだタバコ値上げの余地があるのかも?

イギリスの喫煙事情

世界で5番目にタバコの高いイギリスでは値段が上がっているだけでなく、ほかにも様々な方法で喫煙者を減らす対策が講じられています。

たとえば、タバコのパッケージから銘柄やデザインをなくして統一化し、ブランドイメージで宣伝することをできなくしています。

そして、パッケージには煙害で病んだ臓器の写真などが貼られていて、お店でちらりと見えるタバコのパッケージが気持ち悪いので、私はなるべく見ないようにしています。

また、パッケージにはそうした写真と共に、喫煙がもたらす害について、たとえば「喫煙は死をもたらします」「喫煙はガンの原因になります」「喫煙は盲目の原因になります」などと大きく書かれています。

イギリス国民の健康向上のため喫煙者を減らす対策を講じてきた政府の思惑はだんだん浸透してきており、今や喫煙はすっかりタブー視されています。

中流以上の階級の人でタバコを吸う人はもはや少数です。たまーに葉巻をくゆらせるのは例外として。

職場、レストランやカフェ、公共の建物内で喫煙することは禁じられており、最近はパブでも屋内でタバコを吸うことはできなくなりました。

寒く雨の降る日であっても、タバコを吸いたくなったら、戸外で喫煙しなければならず、喫煙者は肩身の狭い思いをしています。バスや電車などの公共交通機関もすべて禁煙。

健康の害やステータスといった理由でタバコをやめないのは低所得者層で、肉体労働に従事している人のうちタバコを吸う人は23%だという統計が出ています。これに対し、非肉体労働者の喫煙割合は12%です。

とはいえ、タバコの値段がこうも高くなってはさすがに懐に痛いとみえ、イギリスの喫煙人口は全体的に減り続けています。

現在イングランド全体での喫煙者の割合は15.5%ですが、政府はこれを2022年までに12%にする目標を立てています。

電子タバコに切り替える人もいますが、これも健康に害がないわけではなく、できたら喫煙じたいをやめることが奨励されています。



日本の喫煙事情

イギリスに住んでいる私がたまに日本に帰ると、まだまだ喫煙者が多いのに驚きます。

タバコが値上がりするといっても、イギリスに比べるとまだまだ比較的低価格で買えるので、喫煙者が経済的な理由でタバコをあきらめるということは少ないのかもしれません。

けれども、そんな日本でもじわじわとタバコは値上がりを続けてきていますし、これからもその傾向は続くでしょう。

これを機会に禁煙を試みるのもいいかもしれませんね。

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