レイプ

伊藤詩織勝訴ニュース海外と日本メディア報道の違い【海外の反応】

ジャーナリスト伊藤詩織が元TBS記者山口敬之から性暴力を受けたとして損害賠償を求めた民事裁判で勝訴したことは日本でも報道されましたが、イギリス、アメリカをはじめとする海外メディアでも同時に大きく報じられました。遠い外国の性暴力事件がどうして世界のニュースになったのでしょうか。海外メディアでの報道はこの事件に関与する背景なども詳しく説明されており、日本メディアでは報じられていない情報も語られています。

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レイプ被害で下着が性行為への同意を意味する? アイルランドのケース

Thisisnotconsent

アイルランドで起きたレイプ事件で、被害者である17歳の女性が事件にあった時に着ていた下着を理由に加害者が無罪放免になりました。これについて大きな抗議の声が上がり、女性たちが自分の下着の写真をSNS上にあげたり下着を見せてデモをする様子に注目が集まっています。どういう成り行きでこうなったのでしょうか。女性が着ているものが性暴行被害の理由になり得るのか、性行為への同意ということについても掘り下げてみたいと思います。

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トランスジェンダーの受刑者女性刑務所で性暴行:カレン・ホワイトのケース

イギリスでトランスジェンダーとして自らを女性だと主張し女性用刑務所に収監されていたカレン・ホワイトが収監中に他の女性受刑者2人に性暴行をはたらき、無期懲役の刑を受けました。この事件はトランスジェンダーの受刑者をどのように扱うべきかという難しい問題をなげかけています。

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韓国の慰安婦問題とは国家間ではなく女性の人権の問題では?

Comfort Woman

第二次世界大戦時に日本軍が朝鮮半島で関わった慰安婦問題については、韓国が慰安婦像を設置したり「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」を定めたりする反面、日本側は2015年の「慰安婦問題日韓合意」によってこの問題は解決済みだとしていて、歩み寄りのきざしがありません。日本での世論は「日本はすでに謝罪して賠償金も支払っているのに、韓国は何度もこの問題を蒸し返してくる、しつこい。」といったものが多いようです。けれども私はこの問題を考えるにあたって、もっと広く、戦時におけるレイプや性犯罪を含む女性の人権問題としての視点から考えてみたいと思います。

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性暴力の定義:セクハラ,痴漢,レイプ,強姦,準強姦,わいせつとは

伊藤詩織のBBC番組やセクハラについてなど、性暴力についての記事を書いていくうちに、様々な用語の定義があいまいになっていることがあるのに気が付きました。法律用語、または一般用語としての違いもあるし、出典によって少しずつ違う意味で使われていることもあります。英語を日本語に訳すときもどの言葉を使うのかあやふやなため、話が食い違ってしまうこともあります。そこで、性暴力関係の言葉の定義をまとめてみました。

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BBC伊藤詩織’Japan’s Secret Shame’ で炎上した日本人

6月28日にイギリスBBCテレビで放送された伊藤詩織のレイプ疑惑事件を題材にした「日本の秘められた恥」(英題:Japan’s Secret Shame)番組の紹介とイギリスでの反響の記事を書きました。この番組は日本では放送されなかったのに、意外にも日本人の間で大きな反響があり、意見が分かれツイッターなどで炎上していました。今回はその様子をご紹介します。

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伊藤詩織BBC「日本の秘められた恥」レイプ疑惑報道と反応’Japan’s Secret Shame’動画

ジャーナリスト伊藤詩織のレイプ疑惑事件をイギリスBBCが取り上げ「日本の秘められた恥」(英題:Japan’s Secret Shame)として6月28日にイギリスBBCテレビで放送しました。日本の性暴力、司法や警察、日本政府の対応などに深く切り込んだドキュメンタリー番組は話題をよび、新聞などの各メディアが取り上げました。番組の説明や動画と共に、イギリスでどういう反響があったのかをご紹介します。

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伊藤詩織さん事件 New York Times 記事翻訳 「彼女はレイプについて日本の沈黙を破った」

伊藤詩織さんのレイプ告発については、海外メディアでもあちこちで取り上げられていますが、2017年12月30日New York Times紙がこの事件について“She Broke Japan’s Silence on Rape”「彼女はレイプについて日本の沈黙を破った」というタイトルで第一面に取り上げました。この英文の翻訳を掲載します。

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