保存地区 Conservation Area と歴史建造物 Listed Building(イギリスの都市計画④)

イギリスを旅行すると、古い建物が新しいものと共存している例を見ることが多いでしょう。これまでイギリスの都市計画について紹介してきましたが、古い建物が多いイギリスで歴史的重要建築保存のシステムについて触れないことはできません。これには2種類あって、ひとつは1軒ずつの建物を保護するListed Building、もうひとつは建物や空間で構成された地区・地域を保護するConservation Area です。

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イギリスの都市計画:共有財産としての景観を守る

London Street Scene

お友達がマイホームに念願のコンサーバトリー(サンルーム)を作るのに、都市計画申請を出さなければならないとぶつぶつ言っていました。イギリスでは新築はもちろん、建物の増築、改築、はては用途変更のときにも都市計画許可を取らなければなりません。たとえば、勝手に衛星放送のアンテナとか看板をつけることができないし、それまで住居として使っていた建物をお店として使うときにも許可が必要です。

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イギリスの大学授業料が無料から学生ローン制度に変わった経緯

University

イギリスの大学は日本のように国立か私立かという区分がありません。すべてが国立なのですが、経営は大学ごとに独立しているので、その点からいうと私立です。特に最近は各大学が授業料を徴収して経営しているので私立と言ってもいいかもしれません。ほかのヨーロッパ諸国では大学の学費が無料であったり、有料でもかなり安い国が多いのですが、イギリスでは年間9250ポンド(約130万円)とかなりお高いのです。けれども、これは最近のことで1997年までは大学は無料でした。

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日本人はイギリス人に比べて家事にかける時間が長い?

Housework

日本男性が家事分担率の分野で他をひきはなして堂々と最下位になったという話を前にしましたが、そのときは家庭における男女の家事時間の割合ということで比較していました。男女間における家事時間の比較をしていてふと思ったのですが、日本人ってそもそも家事にかける時間が長いのではないかということです。

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家事男性参加率で日本は世界最下位。イギリスの場合はどうなのか

Housework

イギリス人家庭で海外から来る学生のホームステイのホストをしている知り合いがいるのですが、以前日本の大学生の男の子を預かったところ、家のことが何もできないのに驚いたそうです。その人はヨーロッパ諸国をはじめ世界中の学生を預かっているそうで、学生たちに特に強要はしないけれども時々簡単なお手伝いをお願いすることがあるとのこと。そういう場合、たとえばヨーロッパ諸国から来る学生は男女とも自分が使ったカップを洗ったり、洗濯物を干すくらいのことは普通にできます。でも、日本から来た男の子はそういうことが全然できなかったということ。

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