2030年までに消えてしまう13の仕事とは?どういう仕事が残るのか

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Last Updated on 2019-09-04 by ラヴリー

2030年までに8億人が失業するといわれていますが、近い将来、機械や人工知能によって無くなる13の仕事のリストが発表されました。どんな仕事が無くなるのでしょうか。

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2030年までになくなってしまう仕事




マッキンゼーの報告によると、ロボットや自動化の結果、2030年までに最大で8億人の職が奪われるだろうと予測されています。これは46カ国、800職種を対象にした調査の結果です。世界の人口は2030年までに約85億人になるだろうと言われているので世界の全人口の約10%の雇用が失われるという計算になります。

機械やインターネット、ロボット、人工知能のさらなる発展や経済、社会の変化に伴い、これまでにあった仕事が2030年にはなくなっているというわけですが、その影響の度合いは国によって大きく異なるだろうと指摘されています。自動化に積極的で投資をすすめる日本やアメリカ、イギリス、韓国といった国ではその影響が大きく、逆にインドのような投資資金が少ない国では雇用はむしろ増加の傾向にあるそうです。

今の若者が将来やりたい仕事、そのために勉強やトレーニングをしている分野の仕事のうち、60%もがこれから10〜15年のうちになくなってしまうだろうと予想されています。なので、これから仕事を始める人は将来を見越してどういう仕事がなくなってしまうのかを考えないと時間を浪費してしまうことになりかねません。

2030年には存在しない13の仕事として次のものがリストにあがっています。

  1. 旅行代理店
  2. レジ係
  3. 図書館司書
  4. 郵便配達員
  5. 銀行員
  6. 繊維業
  7. 印刷業
  8. スポーツ審判員
  9. パイロット
  10. タクシー運転手
  11. 木こり
  12. コールセンターオペレーター
  13. 漁師

これらの仕事はすべて、これからの技術革新、社会や経済の変化によって近いうちに必要とされなくなってしまうだろうとされています。たとえば、今は個人が直接オンラインで航空券を探したり、ホリデーを予約したりできるので旅行代理店はすでに閑古鳥が泣いているし、スーパーマーケットやマクドナルドなどのお店でも自動レジが導入されてレジ係の店員はだんだん人数が減ってきています。また、オンラインバンキングやキャッシュレス社会の台頭により、銀行の窓口にわざわざ行かなくても困らなくなりました。

そうかと思えば、紙媒体の本を読む人は減って来て印刷業も上がったりだし、イギリスでは図書館に行く人が減ったことと緊縮財政が重なり利用者が少ない図書館は閉館の危機にさらされ、司書も職を失いつつあります。

サッカーや野球などスポーツの試合では、審判員の目に頼るより、ビデオなどの機械を使ったほうがより正確で公平な審判ができるという意見も強まっています。また、自動操縦の技術の進歩により、飛行機や自動車などの操縦は機械に任せることも可能なばかりか、その方が安全であるという見解もあります。すでに飛行機のクルーは3人だったのが2人になっており、近いうちに1人だけコックピットで飛行機が自動操縦されるのを「確認」するだけで足りるだろうとされています。

では、どんな仕事を選べばいいの?

こう考えていくと、これからはすべての仕事が機械に奪われていくようで、なんだか悲観的な気分におちいりそうですが、別に未来が暗いわけではありません。2030年に存在する仕事のうち85%が今はまだない、これから新しくできる仕事になるだろうという予想があるのです。これから13年間での技術革新のさらなる発展によって、これまでは考えられもしなかった仕事が新たに作られるというのです。

考えてみれば、インターネットを通じて収入をあげる、いわゆるネットビジネスも10年前には考えられなかったものですし、多くの子供が将来なりたいと言っている You Tuber なる「仕事」に至っては、5年前でも予測できなかったのではないでしょうか。

2030年には無くなるとされている仕事でも、その多くは全くなくなってしまうのではなく、その内容が変わっていき、働く人のスキルが他の分野で発揮されることになると言われています。そんな中、重要となってくるのは個人の柔軟性とキャリアを変えることをチャンスととらえて積極的に受け入れる姿勢です。

では、具体的にはどういった仕事を目指せばいいのでしょうか。それは大きく3つにわけられるとこのライターは言います。

クリエイティブな仕事

アーティスト、科学者などといったクリエイティヴな素質が必要となる仕事はなくならないでしょう。コンピューターは人間のインスピレーションを真似することができないからです。人間の自由な発想、芸術的なひらめきと言ったものを追求することは他の人や機械が真似できないその人独自の能力、才能という武器になり得ます。

人間関係に関係する仕事

感情を持つ、生身の人間との関係性が重要になる仕事はやはり人間を必要とするでしょう。例えば医師をはじめとする医療関係従事者などがそうですね。あるいは、クライアントとの密接かつ複雑な関係をはぐくむことができるビジネスプロフェッショナルもそうであるかもしれません。人間は社会的動物であり、人間との関係の中で感情を動かされ社会を育んでいくもので、この関係を機械で補うことは難しいでしょう。

予想が難しい仕事

決まりきったルーティーンワークとはちがい、予想が難しいシナリオに対応しなければならない仕事も機械やコンピューターが苦手とするところです。例えば救急サービスや突然起こる事故や故障に対応しなければならないエンジニアや修理工などの業務に携わる人たち。

新しい技術に対応する柔軟性

具体的に3つのカテゴリーの分野が上げられているのは何らかの方向を示す指針として参考になると思いますが、私がなにより重要であると思うのは個人個人の「変化や新しい技術、雇用形態を積極的に受け入れる姿勢」です。次々に進歩し、新たに出現するテクノロジーを自分には関係ないものとして現在の仕事にしがみつくのではなく、それを使いこなせるように努力していくことが必要でしょう。

思えば、私が働き始めた頃はコンピューターなどなくて英文タイプを打っていた時代です。それから、ワープロになり、コンピューターになり、タブレットだの、iPhone だのスマホだのとIT関連だけでも目まぐるしく変化してきました。私はずっと仕事をしていたこともあり、その流れになんとかついていったほうですが、同世代の友人にはそういったことに全く興味がないままで年を重ねた人たちもいます。私達より若い世代の人たちは物心ついたときからコンピューターなどに囲まれて育って来たのでそれが当たり前になっていると思いますが、私達の世代はIT が使いなせるか、全然使えないか、きれいに二極化しているといってもいいと思います。

また、仕事をしていてもしていなくても、好奇心旺盛で常に新しいことに興味を持ち、少し難しいなと思うことにもチャレンジしてみるような人と、取扱説明書を読むのも面倒で小難しいことは周りの誰かに頼ってやってもらうような人とは年を経るに従って大きな差が出てくるでしょう。

私は若いときに「本さえあれば何でもできる」と思っていました。何も知らないままイギリスに来て何の知識もないまま本だけの情報から新しいことを始めていった過去があります。それまではしたことがなかった料理であったり、裁縫であったり、庭仕事であったり。

そして、今はもっと便利な世の中になって「インターネットさえあれば何でもできる」時代です。何でもわからないことは検索すると答えが見つかります。様々なことをご丁寧に親切に説明してくれているサイトもあれば、You Tubeで動画を観ることもできます。もちろん、正しく、古くなく、適切な情報に行き着くのに試行錯誤することはありますが。

これから年をとるにしたがって記憶力は衰え、頭が固くなっていくに違いないんですが、年をとっても「近頃の若者は。。。」とか言って、今までの固定観念に縛られないように、新しい世界にも触れていきたいです。とはいえ、オトナですから、これまで生きてきた中でできあがってきた軸は持ちながらも、柔軟に変化し続けていかねばと思っています。

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