海外在住日本人が一時帰国時免税で買い物する方法:Apple/ユニクロ/無印など

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Last Updated on 2020-01-09 by ラヴリー

最近中国人の爆買いが話題になっていますが、外国人が日本に来ると免税で買い物ができるのでお得ですね。日本人でも海外在住者なら一時帰国の時、買い物が免税になるのはご存知ですか?私はアップルiPhone、カメラ、ユニクロや無印良品など免税で買うことができました。8%といえども合計すると結構な額になります。今回はそんな免税手続きについてご紹介します。(2020年1月更新)


Contents

免税の対象になる日本人とは?

① 外国にある事務所に勤務する目的で出国し外国に滞在する者

② 2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者

③ ①、②に掲げる者のほか、日本出国後外国に2年以上滞在するに至った者

④ ①から③に掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6ヶ月未満の者

ということで、海外赴任者やその家族、ワーホリや留学で海外在住している人でもその期間が2年以上であれば免税の対象となるわけです。

免税の対象になる物品は?

通常生活のように供される物品(一般物品、消耗品)であること。

Duty Free

Japan Tax-free Shop

一般物品

家電製品、カバン、靴、洋服、着物、時計、宝飾品、民芸品など

  • 一人の非居住者に対して同じ店舗における一日の販売合計額が5千円以上。
  • 販売合計額が100万円を超える場合には、旅券等の写しを経営する事業者の納税地または販売場の所在地に保存すること。

消耗品

食品、果物、飲料、化粧品、医薬品など

  • 一人の非居住者に対して同じ店舗における一日の販売合計額が5千円以上、50万円までの範囲内であること。
  • 非居住者は、消耗品を購入した日から30日以内に輸出する旨を誓約すること。
  • 消費されないように指定された方法による包装がされていること。

出典

一般物品の最低金額5千円以上というのが少し前までは1万円だったんです。なのでユニクロでお買い物をするときなど、まとめ買いをしなきゃとついつい買いすぎてしまったという経験があります。今では5千円なのでだいだいいつでも免税してもらえます。

また、一般物品の場合は、出国前に開封して使い始めてもOKです。例えば私がアップルでiPhoneを買った時は購入店舗で開封してアップル店員に設定を手伝ってもらいました。

消耗品の場合、出国前に開封して使用されないように密封されてシールが貼られます。これを開けて出国前に使用しないようにする必要があります。

一つのお店で買い物をしても一般物品と消耗品を一緒に合計して免税手続きをしてもらうことはできません。なので、それぞれのカテゴリーでの買い物の合計が5,000円でないと免税の対象になりません。たとえば私が無印良品で買い物をした時は衣類は衣類で合計して支払い、化粧品などの消耗品は別に合計して支払い、消耗品用の密封包装をしてもらいました。

追記2018年7月1日から

平成30年度税制改正により、2018年7月1日から免税対象要件について「一般物品」についても特殊包装を行なう等を条件に「一般物品」と「消耗品」の合算が認められることになりました。

つまり、一般物品と消耗品を合計して5,000円以上(50万円以下)の買い物で免税手続きができるというものです。この場合は一般物品も消耗品と同様に国内使用不可、特殊包装が必要となり、30日以内に国外持ち出しが条件となります。

この措置は一般物品と消耗品の違いが判らず不便であり、混乱するとの意見があり導入されました。

また、将来的には免税制度手続きの電子化も計画されています。現行の「購入記録票のパスポートへの貼付け、割印」の代わりに「免税販売情報の電磁的記録」が使われ、税関で購入記録票を提出する代わりにパスポートを提示するだけで済むことになります。この制度の開始時期は2020年4月1日が予定されています。

免税のための手続き

免税をしてもらえる店舗

TAX FREEとか免税という表示があるお店、デパート、大手のチェーン店などでは問題なく免税ショッピングができますが、小さい個人商店などでは対応してくれないところもあります。とはいえ最近は中国人をはじめとする外国人が日本に来てたくさん買い物をしてくれるせいで、免税対応ができる店舗が増えてきています。たとえば、マツモトキヨシなどのドラッグストア、コンビニ、ドン・キホーテ、ヨドバシなどの家電量販店なども免税ショッピングができるので、いちおう聞いてみてはどうでしょうか。

私がこれまで利用できたのは大手デパート、ユニクロ、無印良品、アップルストア、ビックカメラなどです。ユニクロや無印良品などのチェーン店は外国人が行かないようなかなり田舎にある店舗でも対応してもらえます。5,000円から免税になるので服1枚買うのでもOK、ぜひ利用してみてください。

ただ、免税ができるところでもスタッフへのトレーニングが徹底していないこともあります。普通の店員にはわからず、マネージャーや店長を呼んでもらわなければ対応できないところもありました。そういう場合は手続きに時間がかかることもあるので時間に余裕を持っていきましょう。

免税ショッピングに必要な書類

免税でお買い物をするためにはパスポートを持参する必要があります。入国のスタンプを見て、それが6ヶ月以内かどうかを確認されます。また、現在のパスポートに海外在住の証明がない場合は、海外在住者であることが証明される書類が必要となることもあります。

私の場合は現在のパスポートに海外在住者であるという証明がないため、その証明スタンプが押されている古いパスポートも持参しましたが、そこまで見ないお店も多いようです。

店舗での手続き

普通にお買い物をして、レジで「海外在住で一時帰国のため免税にしてください。」というと、それでOKです。レジで税抜きで計算してくれるので消費税10%がまるまる引かれ、税抜きの価格を支払えばいいだけです。

日本人が外国で買い物をすると、税金を払った上であとで税金マイナスかなりの手数料を引いた金額を還付してくれるのと比べると、とてもかんたんだしお得です。将来、消費税が上がるようなことがあっても、それがそのまま割引になるわけなので、使わない手はありません。

デパートでの免税手続き

大手のデパート、たとえば伊勢丹、高島屋、そごう、大丸、阪神百貨店、阪急百貨店などでは免税カウンターがあるのでこちらを利用することになります。

まず、自分が欲しいものを各フロアで普通に買ってレシートをもらいます。支払いは現金でもカードでもOKです。複数のレシートがあればそれを全部まとめて免税手続きしてもらうことができます。そして、たとえカードで支払っていても現金で還付をしてもらえます。

ただ、百貨店の免税還付の場合、通常は手数料が差し引かれます。私がお買い物をした時は手数料が1.1%で免税還付は6.9%でした。

空港での出国前の免税手続き

店舗で免税ショッピングをした場合、パスポートに免税書類をホッチキスで留められますが、この書類はそのままパスポートにつけられたままで空港に持参してください。

空港の出国ゲート前に税関カウンターがあり、そこでパスポートを出して免税書類を見せます。カウンターで、係員がその免税書類をはがしてくれます。そこで免税品を見せてくださいと言われることがあるのかもしれませんが、私の場合は言われませんでした。

場合によっては「商品はスーツケースに入っていますね?」と念を押されることもあるようですが、手荷物から出して見せてくださいと言われたという話は聞きません。なので、スーツケースに入れてチェックインしてしまっても大丈夫だと思いますが、心配な人は手荷物として持っておいたほうが安心です。

空港によっては時間帯もあるのかもしれませんが、税関係員もおらず、ただボックスが置いてあって自分でパスポートから免税書類を剥がして入れてくださいとしてあることもありました。また、それを忘れて入れなかったと言って、あとでおとがめがあるということも聞いたことがありません。

免税ショッピングをした外国人など、手続方法がわからずそのままスルーしている人が多いと思います。このへんは外国の税関よりよほどゆるいなという感じです。とはいえ、これから取締りが厳しくなることもあり得るので、その点は注意してください。

まとめ

海外在住だと日本に帰国したときに日本でしか手に入らないものをいろいろまとめ買いする機会が多いですね。それにブランドによっては(アップル、シャネル、ルイ・ヴィトンなど)世界中で価格を統一しようとしている会社もあり、そういう製品は日本で買ったほうが安い場合もあります。ヨーロッパで買うと消費税約20%がプラスされてしまうからです。

海外在住者が日本で買い物をする場合、免税になるチャンスをみすみす逃してしまってはもったいないです。しかも免税手続きは思ったよりずっと簡単なのでぜひ試してみてください。

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