キャサリン妃も着用バブアーワックスジャケットで小学校を訪問

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Kate at Robin Hood School

Last Updated on 2018-02-21 by ラヴリー

キャサリン妃がRHS 英国王立園芸協会のスクール・ガーデニング・プログラム10周年行事を祝うため、11月29日ロンドンのロビン・フッド小学校を訪問しました。その日ケイトは愛用しているバブアーのオイルドジャケットを着て登場。


Contents

キャサリン妃学校訪問

ロビン・フッド小学校はRHSスクール・ガーデニング・プログラムに参加し、全生徒がカリキュラムの一環として戸外でのガーデニング活動に取り組んでいます。他にもイギリス中で34,000の学校やコミュニティグループがこの活動に参加して、今年で10年になります。

ロビン・フッド小学校には「青空教室」がいくつかあり、森の中にある教室や香りの庭などでガーデニングや環境教育をおこなっています。学校の戸外にハリネズミや野鳥などさまざまな野生動物が来るような環境づくりにも工夫をこらしています。

RHSによるとこのような学校での活動は子どもたちに健康上も精神衛生上も大きな利益をもたらし、自己実現、チームワークづくりやコミュニケーション、健康的なライフスタイルを手に入れる手助けになるとしています。また、このような教育によって生徒たちは環境やサステイナビリティについて学ぶことができ、自分たちの手で周りの環境を守るのだという責任感を育て、かつ基礎教育にも役立ちます。

 

Robin Hood School

Robin Hood Primary School (Photo by Eddie Mulholland – WPA Pool/Getty Images)

 

この日、キャサリン妃はロビン・フッド小学校の子どもたちと一緒に来春に花を咲かせるための球根を植えました。そして、学校に作られたBug-ingham Palace (バグインガム宮殿)をみて大喜び。この「宮殿」はBug (虫)とバッキンガム宮殿をもじって名づけられたもので、虫や野生動物のために作られたもの。古い板を重ね合わせ、その間に枝や枯れ葉を入れて、ミミズ、てんとう虫、野鳥、毛虫、クワガタムシなどが来るように作られました。

 

Bug ingham Palace

 

キャサリン妃スピーチ

その後キャサリン妃は生徒たちの前でスピーチ。

彼女は「私は子供の時に庭や外でとても楽しい時を過ごしました。そして、今はジョージとシャーロットとも同じような時間を一緒に楽しんでいます。」と語りました。

「あなた達がここに作り上げたものはとても特別なものです。あなた達もこの庭でガーデニングをしたり、虫を探したりして楽しい時間をすごすでしょう。そのような思い出を学校を卒業してからもずっと胸に抱いていてほしいと願っています。」

キャサリン妃愛用バブアージャケット英国王室御用達

Kate at Robin Hood School

 

ケイトはこの日、愛用のバブアーワックスジャケットを着て現れました。彼女が来ているのはDefence というスタイルのジャケットです。

バブアー(Babour)といえばイギリスでは老舗中の老舗アウトドアブランドで1894年に創立されました。もともとハンティング、釣り、乗馬など英国上流階級のアウトドアアイテムを作っていて、カントリージェントルマン御用達ブランドとしての地位を確立しています。王室貴族に愛用者は多く、1974年にエジンバラ公、1982年にエリザベス女王、1987年にはチャールズ皇太子とトリプルで王室御用達(ロイヤル・ワラント)を授かっている数少ないブランドです。

 

Babour

バブアーの代表的な商品といえば、ワックスジャケット。今のように耐水性の高い生地がなかった時代に、布製のジャケットにワックスを塗ることで防水性も耐久性も高いものにしたアウトドア用ジャケットです。メンズもレディースもあり、流行を追わないイギリス人に何十年も使われ続けているアイテムです。

もともとは北海の厳しい天候の元で働く漁師や港湾労働者のために作られたオイルドクロスを提供したことが始まりだそうです。その後、バブアー社のジャケットは英国海軍や王室にも使われるようになりました。第一次世界大戦、第二次世界対戦の他、フォークランド戦争にも使われています。

Uncle Harry Coat

Uncle Harry Coat 1910 (Babour)

 

ワックスジャケットには少しずつデザインが違ういろいろな種類があり、イギリス王室でもエリザベス女王やチャールズ皇太子がアウトドアでバブアージャケットを着ているシーンを見かけます。

また、モーターサイクル仕様の「インターナショナル」は発表された1936年からイギリス・インターナショナル・チームに採用されて、ライダース・ジャケットの代名詞となっており、俳優のスティーブ・マックィーンも愛用していました。

一生物のバブアージャケット

イギリスで田舎にウォーキングなどに行くと、年季が入っていそうなバブアージャケットを着ている人を見かけます。バブアージャケットは元々の作りがしっかりしているので、きちんとお手入れさえすれば一生大事に着続けることも可能なことがわかります。お手入れといっても、このジャケットは家で洗濯もできないしドライクリーニングに出すということもしません。ブラッシングして風に通して、たまに「リプルーフ」と呼ばれるワックスがけをするだけです。専門家にしてもらうこともできるし、バブアー社からワックスを買って自分ですることもできます。

私も20年以上前に買ったビデイル(Bedale)というジャケットを持っています。ビデイルは丈が短めで体にフィットする作り、乗馬用に裾にスリットが入っている、バブアーでも人気のデザイン。数回ワックスをかけ直しただけですが、今でも健在。いい味が出ていてカントリーライフ雑誌に載せたくなるような趣です。でも、実は今の私には重くて肩が凝るので、防寒着にはつい軽いダウンジャケットを着てしまいます。

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