ルマン24時間レース優勝トヨタチーム中嶋一貴の家族や業績は?

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伝統あるルマン24時間レースでトヨタチームが初優勝したというニュースが入りました。優勝を果たしたアロンソ(スペイン)ブエミ(スイス)と共に活躍した8号車チーム日本人のドライバー、中嶋一貴ってどんな人なのでしょうか。その業績や家族についてなどをご紹介します。


ルマン24時間レース

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今年も世界3第自動車レースの一つ、フランスで伝統の第86回ルマン24時間耐久レースが行われました。

6月16日から24時間にわたって行われる決勝レースは1週13.626㎞のル・マン・サルト・サーキットで開催。

17日にトヨタ・ガズーレーシングTS050 HTBRID 8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ)がトップチェッカーを果たしました。

日本車の優勝は1991年のマツダ以来の快挙です。

また、日本車と日本人ドライバーによる優勝は市場初となります。

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中嶋一貴はインタビューでこう答えています。

-念願の初優勝についてどう思うか。

「長かった。」

-トヨタは1985年から参戦。父・悟氏が成し遂げられなかったことについて。

「30年以上、たくさんの人が関わってきた。
ちょっと長くかかりすぎたけど、たくさんの人の悲願を達成することができてよかった。
7号車とお互いにプッシュしながら、いいレースを見せることができた。」

-レースを振り返って、どう思うか。

「去年、一昨年と勝てるレースを落としていた。
今年は最初から最後まで全力でプッシュして走りきることができた。
すべての人に感謝したい。」

-勝因はなんだと思うか。

「最初から自分たちの戦いだと思っていた。
何が起こるかわからないのは身を持って経験している。
最後のチェッカーを受けるまで気を抜くことなく、チーム全員で戦いきれたことが勝因。」

2位には同じトヨタの7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)がついて、トヨタが圧勝する結果となりました。

優勝したチームの日本人ドライバー中島一貴とはどういう人なのでしょうか。

プロフィール

名前:中嶋一貴
生年月日:1985年1月11日(33歳)
出身地:愛知県岡崎市
職業:レーシングドライバー
父:中嶋悟(元F1ドライバー)
弟:中嶋大祐(レーシングドライバー)
出身校:愛知教育大学付属岡崎小学校、同中学校、星城高等学校、南山大学中退
身長:175cm
体重:60kg
血液型:Rh+A型
公式サイト:http://www.kazuki-nakajima.com//

中嶋一貴はレーシングドライバーである父、中島悟のレースを子供の時から見て育ちました。

ドライバーじゃなかったらどんな職業についていたかの質問に
「レースに関わる仕事じゃないでしょうか、ほかに想像がつかないです。」と答えています。

レーシングドライバーになるべく生まれてきた人のようです。

例えば、サラリーマンはどうかという質問には即座に
「無理です。
毎日決まった時間に起きて、決まった時間の電車に乗って働くっていうのは体がうけつけません。」
ということです。

1996年にカートレースデビュー、1997年に鈴鹿選手権シリーズRSOクラス参戦、98年には同選手権ICAクラス参戦シリーズ2位、99年には同選手権ICAクラスシリーズチャンピオンとなります。

中嶋一貴はホンダ系レーシングドライバーである父の名声を借りることをよしとせず、トヨタが運営するフォーミュラトヨタレーシングスクール(FTRS)を2002年に受講し、スカラシップを獲得しました。

そのスカラシップで参戦したフォーミュラ・トヨタで2003年にシリーズチャンピオンに輝いています。

その後も活躍を続け、鈴鹿選手権、全日本カート選手権FAクラス、全日本F3選手権に参戦しました。

2006年にはトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)の支援で渡欧。
F3ユーロシリーズ、GP2シリーズに参戦。

2007年にF1世界選手権のテストドライバーとなり、2008年からレギュラードライバーとして2年間参戦しました。

2011年からは日本でのレース活動に主軸を置き、トヨタのWEC参戦に合わせてスポット参戦を開始。2012,13年の富士戦では2連勝を達成しています。

その後も、2014年にはル・マンで日本人初となるポールポジションを獲得。
2015年には雨のベルギーGPのフリー走行で大クラッシュに見舞われ背中を負傷するというアクシデントに遭遇。
2016年のル・マン24時間レースでは首位を走っていたにも関わらず、残り6分でパワーを失いリタイアを余儀なくされました。

事故やアクシデントにもかかわらず、それ以降も努力を重ね、2017年にはWECで3連勝。
全日本スーパーフォーミュラ選手権、SUPER GTなどで活躍しています。

中嶋一貴はどんなドライバー?

中嶋一貴は体力、また正確にラップタイプを重ねる集中力に定評があるドライバーです。
性格としては頑固で負けず嫌いなところがあるそうで、それもレースに強い要素の一つとなっているのでしょう。

とはいえ、一匹狼ではなく仲間と一緒に頑張るチーム精神もあります。
たとえば、ル・マン24時間レースというものはほかのレースに比べてスタッフと共に準備する時間も長いものです。

それについて彼はこう語っています。

「いろいろなレースに出てきましたが、ル・マンは時間も長いし、スタッフと共にする時間や準備も含めてすごく長いんですね。
レース中は寝て起きての繰り返しだったり、車が壊れたら治して出て行ったり。
そういうところも含めていろいろなことが起こるレースなので、それを同じスタッフと一緒にやりきるっていうとこにまず意味があると思います。
スタッフ全員で頑張ろうっていつ一体感が好きなんです。」

国際舞台で活躍する中嶋一貴は国際的にも名が知られているレーシングドライバーです。

2014年イギリスモータースポーツ誌AUTOSPORTがあらゆるカテゴリーから選んだドライバートップ50を発表したとき、彼は44位に選ばれ日本人としては唯一ランクインを果たしています。

その時同誌は中嶋についてこう述べています。
「中嶋は2014年、3つのカテゴリーで戦い、万能なアンドレ・ロッテラーをしのぐ活躍をした。
世界に広く知られたWECでの活動のほかに、母国日本のスーパーフォームらでタイトルを獲得、競合相手に9戦中2勝を挙げた。
ル・マン24時間では、トラブルが起きなければ勝利を収めていた可能性が高かった。」

中嶋家はレーシング一家

中嶋一家は家族そろってのカーレーシングファミリー。

父の中嶋悟はトヨタ系チームのトムスからル・マン24時間レースやWEC-JAPANに参戦した後、ホンダ系ホンダ系ドライバーとして活躍しました。

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4歳年下の弟の中嶋大祐は1989円生まれ、父と同じホンダのサポートを受けているレーシングドライバーです。

2人が所属するマネージメント会社は「NAKAJIMA RACING」。
父の中嶋悟が設立した中嶋企画(Nakajima Planning Co.,Ltd)という有限会社が運営しています。

この会社は1982年のシーズン終了後に中嶋悟が自身の活動拠点として設立したもので、当初は愛知県岡崎市の自宅に事務所を置く形でスタート。

中嶋悟が1991年に現役引退してからは、若手ドライバーの育成に熱を入れ、野田秀樹、中野信治をはじめとする日本人ドライバーやトム・コロネル、ラルフ・ファーマンなどの世界的なドライバーを育てています。

2011年に次男の大祐がチームに加入、中島一貴もこの年からナカジマレーシングの所属ドライバーとして扱われています。

中嶋一貴のヘルメットのカラーリングデザインも父の物を使っているのです。

はじめは父と同じく赤をベースに白文字で「NAKAJIMA」と書かれていましたが、今は白をベースに赤で書かれています。

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愛車は

中嶋一貴の愛車はレクサスCT200hという車種。レクサスの中では一番コンパクトな車種でプリウスの3代目モデルと同じハイブリッドシステムを搭載しています。

レーシングドライバーとはいえ、普段の愛車は機能的で経済的なものを選ぶんですね。

レース用の車も種類などにはあまり執着がなく、勝負に必要な道具としてみる傾向があるそうでう。

友人や結婚相手は?

中嶋一貴はレーシングドライバーの山本左近と仲が良く、一緒に旅行に行ったりする間柄ということです。

彼女や結婚相手については、公表している情報があまりないようです。

中嶋一貴が2008年に23歳でファンイベントに出席した時、約50人が招待されましたが8割以上が女性ファンでした。

その時、気になる女性のタイプは「家庭的で元気かつさっぱりしている人」と明かしながらも
仕事が精いっぱいで余裕がなく結婚はまだ考えていないと言っていました。

翌年2009年のインタビューでは付き合っている女性がおり、その人は日本人だと明かしていましたが、それ以上の詳細はわかっていません。

まとめ

カーレースと言えば輝かしいシーンばかり思いうかげますが、中嶋一貴は長いキャリアの中、様々な試練を潜り抜けてきたドライバーです。

そんな彼がトヨタのチームメートと力を合わせて勝ち取ったル・マン24時間レース、あっぱれですね。

中嶋一貴のこれからの一層の活躍を期待します。

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