2018世界幸福度調査報告書ランキング:日本は何位?トップ10はどんな国なのか。

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国連の機関がまとめる世界幸福度報告書の2018年版が公表されました。日本は156か国中54位となり、前年より3つ下げる結果となりました。トップ10はどんな国が占めるのでしょうか。


国連の世界幸福度調査2018

この調査は2012年から毎年行われているもので今回が6回目です。

幸福度としては、国内総生産(GDP)などの数値のほか
「困ったときに頼れる人がいますか」
「選択の自由があると思いますか」
などの質問の答えから出た答えをもとにして、過去3年の平均値を算出しています。

0~10を満点として算出した結果、北欧諸国が7を超える値でトップを占めています。

世界で一番幸福な国は?

今年、世界で一番幸福度が高い国となったのはフィンランドで、去年の5位から躍り出ました。

フィンランドはGDPなどの数字だけを見るとほかの北欧諸国や米国より低いのですが、全体的な幸福度は高い結果となりました。

フィンランドは150年前は飢餓に苦しんでいた小国なのに、今では世界で一番安定していて、安全で、よい政治が行われている国との栄誉を受けています。
不正が少なく、貧富の差が小さく、警察は信頼されているし、銀行は健全です。

そのほか、30位までの多くは欧州各国や中南米の国となっています。

2018年 幸福度の高い国トップテン(去年の順位)

1. フィンランド (5)

2. ノルウェー (1)

3. デンマーク(2)

4. アイスランド (3)

5. スイス (4)

6. オランダ (6)

7. カナダ (7)

8. ニュージーランド (8)

9. スウェーデン (10)

10. オーストラリア (9)

2018年 幸福度の低い国トップテン(去年の順位)

147. マラウィ (136)

148. ハイチ(145)

149. リベリア (148)

150. シリア (152)

151. ルワンダ (151)

152. イエメン (146)

153. タンザニア (153)

154. 南スーダン(147)

155. 中央アフリカ共和国 (155)

156. ブルンジ (154)

Source: World Happiness Report

Source: World Happiness Report

Source: World Happiness Report2

Source: World Happiness Report

日本やイギリスの幸福度は世界で何番目?

0~10満点とした指標で日本の平均値は5.9で54位となりました。
これまでのデータと比較した変化も見てみると日本はほぼ横ばい状態。

イギリスは19位で去年と同じでした。
これは同じヨーロッパのアイルランドやドイツに比べると下位ですが、フランスやイタリアよりは幸福ということになります。

幸福度が上がった国、下がった国

今年の結果を過去の数値と比べた変化を見てみると東欧諸国の伸びが目立ちます。
ラトビア、ブルガリア、セルビア、ハンガリーなどで幸福度が上がっています。

中国(86位)は全体的に見ると0.6ポイント上がっています。
けれども、都市部と農村部と比べてみたところ、農村から都市に移り住んだ人々の幸福度は農村に残った人より低い結果となっています。

幸福度が下がった国はウクライナ、シリア、イエメン、ベネズエラなどで、内戦や政情の不安定などが影響しているとみられます。

また、18位となった米国も幸福度が0.3ポイント下がりました。
米国は最初の調査では11位でしたが、そのあとは幸福度が下がりトップ10に入ったことがありません。
これは肥満、薬物依存、うつといった病気が大きな原因になっていると分析されています。

幸福度が高い国は移民の幸福度も高い

この調査の結果をみてみると、北欧諸国に代表される高福祉高負担の国の幸福度が高いようです。
税金が高くても自分や家族の身に何かあった場合に最低限の生活が保証されているという安心感が幸福感を高めているのではないでしょうか。

この幸福度調査では国民全体の他に各国で暮らす移民の幸福度も調べています。
その結果、国民全体が幸福な国では外国から移住してきた人たちも幸福度が高い傾向にあるということがわかりました。

この調査をまとめたハリウェル教授は
「幸福度が高い国に移住して行った人たちは幸福になり、幸福度が低い国に移住して行った人たちは不幸になっている。」と語っています。

国民の幸福度が高い国では、外国からやってくる「よそもの」も暖かく受け入れるので、移民が幸福感を得やすい環境を得ることができるのでしょう。

まとめ

日本はGDPや健康寿命などの数値が高いわりに全体としての幸福度が低いのはなぜなのでしょうか。

これは、数値で図れるもの以外の質問に対する答えの幸福度合いが低いことが理由です。
日本人は控えめで自分に自信がない人が多いことから、このような質問に肯定的に答える人が少ないということがあるかもしれません。

けれども「選択の自由があると思いますか。」などといった質問に対しての答えが否定的になってしまう人が多いのは、周りを気にして自分の好きなことが思い切ってできないという社会環境や国民性を表しているともいえます。

働きすぎだけど今の仕事をやめることができない、結婚生活が破綻しているのに世間体があって離婚できないとか。

さて、あなたはどうでしょうか、幸せですか?

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