アンタルヤ:トルコ地中海岸ビーチリゾート、行き方や観光情報、おすすめスポット

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Last Updated on 2019-08-02 by ラヴリー

地中海に面したアンタルヤは晴れの日が年間300日という温暖な気候が人気でイギリス人をはじめ北ヨーロッパの人に人気があるホリデースポット。トロス山脈を背景に美しい海岸線が続く自然風景に恵まれる上に、古い歴史がある街でもあります。駆け足の観光旅行ではなく、ゆっくりとバカンスを楽しみたい人にぴったりのアンタルヤへの行き方やおすすめ観光スポットを紹介します。(2019年夏現在:1TL トルコリラ=約19円)

Contents

アンタルヤ:トルコ地中海岸ビーチリゾート

アンタルヤはどんな街?

アンタルヤは紀元前4500年頃から人が住んでいた古い街です。ギリシャ人、ペルシャ人もやってきてここに住みつきました。紀元前159年にベルガモン王国のアッタレス2世によって「アッタリア」と名付けられたのが街の名前の由来です。

アンタルヤはローマ帝国時代にも主要な港街として栄え、ビザンチン時代には司教座がおかれました。13世紀初めにはセルジュークトルコに占領され、その後のオスマン帝国時代にも発展を続けました。

古くから港を通じての交易や商業で発展してきたアンタルヤの現在の主要産業は観光業です。地中海沿岸の温暖な気候に恵まれ「トルコのリヴィエラ」として、イギリスやドイツなどヨーロッパからの観光客に人気です。3年前にはテロ事件やクーデターなどが起こって一時は観光客が減ったトルコですが、アンカラやイスタンブールのような都市に比べるとアンタルヤのような街はそこまで影響を受けていないようです。私はその3年前にもトルコ旅行をしたのですが、その時訪れたカッパドキアやコンヤなどの内陸部に比べアンタルヤは国際的でイスラム的なところも少ない印象です。

アンタルヤへの行き方

アンタルヤ国際空港

アンタルヤはヨーロッパ北部からの旅行者が多い人気ホリデー地なのでヨーロッパ各地から年間を通して直行便が出ています。1年中温暖な気候ということで冬の太陽を求めてくる人も多く、空港は外国人旅行客でにぎわいます。私たちは帰りだけアンタルヤ空港からイギリスへトマスクックの直行便を利用しました。

アンタルヤ空港は街の中心部より15キロほど東にあります。空港方面へはバスやトラムが出ていますが、時間もかかるし混雑することもあるので大きい荷物がある人はタクシーを利用した方がいいかもしれません。私たちは3人なのでタクシーを利用しました。ハドリアヌス門の近くのホテルから空港まで20分くらいで運賃は70TLでした。

パムッカレからアンタルヤへバスで

私たちはパムッカレからアンタルヤへ移動しました。近くのデニズリという街から大きいバスでアンタルヤへ向かうのですが、事前に予約しておいた方が確実と聞いたのでパムッカレのPamukkaleというバス会社で予約してもらいました。片道53TLか57TL (二人掛けシートは安く、一人掛けシートが高い)で3時間かかります。バスは数時間おきに出ているので好きな時間帯を選べます。

パムッカレからデニズリまではローカルのミニバスを利用しました。地元の人が足代わりに使うバスでかなり頻繁に走っているので待たなくてもすぐ乗れます。スーツケースなどの荷物もバス後部の荷物席に入れてもらえます。デニズリからパムッカレまで20キロ弱の距離は40分ほどで料金は4.5TL。朝9時頃出たので、通勤のためかバスはかなり混んでいました。

デニズリのバスセンターはエアコン付きの待合室にカフェ、ショップ、トイレ(1TL)などが完備で待ち時間も快適です。ここのカフェで飲んだしぼりたてオレンジジュースがとてもおいしく感激しました。このカフェで飲み物やサンドイッチを買ってバスに乗り込みましたが、飲み物は必要ありませんでした。

アンタルヤまでのパムッカレ・バスはアイスクリーム、飲み物、お菓子の無料サービスがあったのます。エアコン完備で個々の座席にTVつきのバスにはトイレがありませんが、途中でサービスエリアで20分程度止まるのでその時にトイレに行けます。休憩時間も入れて3時間ちょっとでアンタルヤに着きました。

アンタルヤのバス停からはタクシーでホテルのあるカレイチ旧市街付近まで15分くらい、料金は40TLでした。

アンタルヤの観光スポット

ハドリアヌス門 Hadrian Kapısı

HadrianGate

アンタルヤの街一番の名所でいつも人でにぎわうのがハドリアヌス門です。130年にローマ帝国のハドリアヌス帝が統治した記念に建てられたもので当時、街の城壁を通り抜ける唯一の入り口となっていました。

コリント式円柱と美しく装飾された3つのアーチを持つ門です。門をくぐるときに上を見上げると天井部にも美しい装飾が施されているのが見えます。

ハドリアヌス門はアンタルヤのカレイチ旧市街の東側入り口にあります。24時間誰でもアクセスできるので、写真を撮りたい人は人手がない早朝に訪れるのがおすすめ。西側になるカレイチからよりもメイン道路のアタトゥルク通りから見る方が装飾がより豪華で写真映えがします。この辺りにはいつも犬が寝そべっているのでつまづかないように気を付けて。

時計塔 Antalya Saat Kulesi

ハドリアヌス門を左にしてアタトゥルク通りを進んでいくと左側にそびえるランドマークがカレカプス駅のそばにある石造りの時計塔。オットーマン時代に作られた80もの塔のうち、1本だけ残っているもので、19世紀に時計塔に改修されました。

時計塔の隣には大きな広場があって、展望デッキになっています。ここからはアンタルヤの港とそこに停泊する船、ターコイズブルーに輝く海を見下ろすことができます。広場の奥にエレベーターがあって港へ降りることもできます。

イヴリーミナーレ・モスク Yiliminare/Yivli Minare Mosque

カレイチの北側にそびえるミナレット(塔)はイヴリーミナーレ・モスクのもの。13世紀はじめセルジューク朝時代に建てられたミナレットは高さが38mあります。八本の溝が彫られ、ダークブルーとターコイズタイルで装飾された塔はトルコ、アナトリア地方建築の名作としてユネスコ世界遺産の暫定リストとして提出されています。近くまで行って見上げるとミナレットの青いタイルを見ることができます。

このミナレットが建つモスクはビザンチン教会が廃墟になっていたものを利用して1230年、セルジューク朝時代に建てられたものです。このモスクは現在でも使われていて、一日5回の礼拝の時間を告げる声があたりに鳴り響きます。

アンタルヤ旧市街:カレイチ Kaleiçi

Kaleici

ハドリアヌス門をくぐるとカレイチと呼ばれるアンタルヤの旧市街に入ります。カレイチとはトルコ語で「城内」を意味し、この辺り全体がかつて城壁に囲まれた場所であったことを表します。カレイチには狭い通りに古い木造の家々が立ち並んでいます。2階部分が道に突き出した建物は19世紀のオスマン朝形式の建築様式で、古い建物もそのスタイルを保存しながら修復されています。

現在のトルコは都市計画、自然環境や景観の保存といった面で残念なところもあるのですが、これだけ都市化が進んだアンタルヤで、カレイチの景観をここまで保存したことは注目に値するでしょう。かつての住宅がホテルやレストランや土産物屋になったとはいえ、その外観は古いスタイルにしっくりとけこむように修復されています。

高いビルが立ち並ぶ大都市となったアンタルヤの中で、古めかしい雰囲気にひたりながら歩ける旧市街は心落ち着く景観です。細い迷路のような石畳の道にはこぎれいに整えられたホテル、カフェ、レストラン、ショップなどが並びますが、横道に入るとまだ修復されないまま残っている古い建物もあって対照的です。

ケシッキ・ミナーレ Kesik Minare/Broken Minalet

Kesik MinaretBroken Minaret
カレイチを南に向かって歩くと、ケシッキ・ミナーレ(Kesik Minare)という塔が見えます。これは2世紀に建てられたローマ時代の建物を7世紀にビザンチン教会に改修したものですが、8世紀にアラブの襲撃にあい破壊されました。

その後セルジューク朝時代にこの建物はモスクとして改修され、その時にこのミナレットが建てられました。けれども、その後今度は十字軍によりモスクは再び教会に戻されたのです。そして、その後またオットーマン時代モスクに変わるという紆余曲折を経た建物です。モスクの建物は1846年の火事で焼失してしまい、壊れたミナレットだけが残っていて「Broken Minaret」と呼ばれています。

現在この建物は修復中で周りはフェンスで覆われ、クレーンが上からのぞいています。そして「ブロークン」なはずのミナレットも完全な姿に修復されている姿が見えます。工事現場を覆う塀には以前の写真や完成予想図がのっていました。工事が完成したらカレイチの新しい観光ポイントとなるのでしょう。

アンタルヤ港

Antalya Port

アンタルヤ港は海上バスやクルーズ船の出発点としてたくさんの船が停泊していて、ヨットハーバーとしても使われています。このあたりにはカフェやレストラン、魚やムール貝などを売る屋台もあり、観光客でにぎわいます。この港から観光船に乗ってアンタルヤ湾クルーズを楽しむこともできます。停泊している船には海賊をモチーフにしているものもありますが、アンタルヤは海賊の本拠地でもあったのです。

今では観光客でにぎわうこの港は2世紀から20世紀半ばまでアンタルヤの主要貿易港であり、経済活動の中心地でした。古くからローマ、ギリシア、アラブ、ヴェネツィア人などが次々にやってきて通商が栄えたのです。港から急な断崖へ上る「40の石段」はかつてのヴェネツィア商人が作ったもので、今でもその急な階段をたどることができます。

港から街を見上げて息切れがしそうな人は安心してください。港の北側にあるエレベーターに乗って、この上にあるトプハーネ公園に上がるという裏技を使えば大丈夫です。

カラアリオウル公園 Karaalioğlu Parkı

Park Cafe

アタチュルク通りをトラム路線にそって南に歩くと市役所のあとにカラアリオウル公園があります。樹木が生い茂り涼しい木陰にはオープンカフェやベンチがあり、アンタルヤ市民の憩いの場となっています。夏の暑い日中を避けて朝食前に散歩すると地元の人がジョギングしたり犬の散歩をしたりしています。

ここには海の眺望が楽しめる展望デッキもあり、アンタルヤの港や長い砂浜が続くコンヤアルトゥ・ビーチを見下ろすことができます。夕陽がきれいに見えるところでもあるので、暑い一日のあと涼風を求めて夕日を眺めながら散歩を楽しむのにもぴったりです。

ゆったりと広がるオープンカフェはテーブルがたくさん用意されていて、海を眺めながらおしゃべりに興じたり、読書をするのに最適。サービスはのんびりしていますが、誰も気にせずゆったり長居しています。夏の日中でも木陰にある席に陣取れば海からの涼しい風のおかげで気持ちよく過ごせます。

この公園から海に降りる石段があり、岩場にあるAdalar Beachというプライベートビーチに出ることができます。少し離れた大きなコンヤアルトゥ・ビーチに行かずともカレイチから近い所で暑い夏の日にひと泳ぎしたいときに便利。ビーチチェアを借りたり、飲み物や食事のサービスもあります。

ヒディルリク城塞  Hidirlik Kalesi

Tower

公園を西に進むとヒディルリクというローマ時代の石造りの城塞のような建物があります。もともとは紀元1~2世紀にお墓として建てられたものです。その後、教会や港を守る見張り用に利用されました。

この建物の中には入れないようですが、この周りは海を見ながら散策できる小道があるのでぶらぶら歩きにぴったりです。城塞と公園の間に海に降りる石段があるのですが、途中で崩れ落ちているところをさらに進むと岩場があって、地元の人がのんびり釣りをしているのが見えました。

アンタルヤ博物館 Antalya Museum

AntalyaMuseum

旧石器時代からオスマン帝国時代までの遺物が展示されているアナトリア地方最大の見ごたえがある博物館です。トルコ、アナトリア地方の歴史がわかりやすく展示されていて、最初の部屋には子供にもわかるように模型や写真を使っての説明がありました(トルコ語のみ)。

Heracles

展示物は旧石器時代の土器からローマ時代の像や石棺、貨幣や陶器など多岐にわたります。特にペルゲなどこの付近の発掘物が豊富で、遺跡を訪問するのなら、その前か後にこの博物館に行くとより理解が深まります。

この博物館で有名なのは大理石でできたヘラクレス像です。この像の下半分は近郊のペルゲ遺跡で1980年に発掘されました。上半分はボストンの美術館にあったということが分かり、トルコが返却を求めたため、ボストン美術館は2011年にそれを返却し、ヘラクレス像はめでたく上下一体となったのです。

ほかにも、違法にイギリスやアメリカにわたっていたものが返却されたという説明書きがあるものが何点かありました。大英博物館に展示されているエルギン・マーブルはギリシャが長く返還を求めて話題になっていますが、トルコの遺跡からも外国にわたってしまったものがあったんですね。

博物館はコンヤアルトゥ・ビーチの近くにあるので、鑑賞のあとにビーチでひと泳ぎするのもいいかもしれません。旧市街から西に3キロほどの距離で、アタチュルク通りのハドリアヌス門付近からトラムに乗って行くことができます。トラムに乗るにはアンタルヤカード(下記参照)というものを購入します。

オープン時間:8時半から19時まで

入場料:36TL

トイレ、カフェ、ショップ、無料ロッカーあり

アンタルヤのビーチ:コンヤアルトゥ・ビーチ Konyaalti Beach

BLEACH

アンタルヤ博物館からぶらぶら下り坂を降りていくとそこは海!

アンタルヤ西部に位置するコンヤアルトゥ・ビーチは青い海に白い砂浜が続く絵はがきに出てくるようなビーチ。緑豊かな山々を背景に長い海岸線がどこまでも続きます。

ビーチは砂ではなく丸い小石なので裸足で歩くのは歩きにくいですが、砂だらけにならないのでいいかも。誰でも使える無料の着替え場所やシャワーもありました。無料のUSBチャージャーまであって至れり尽くせり。

サンラウンジャーを借りて日向ぼっこをするもよし、きれいな海でひと泳ぎするもよし。私は地中海の澄み切った海で波にうたれてしばし遊びました。暑い夏に海で泳ぐのは気持ちいいもの。夏休みの海水浴を思い出して子供時代に戻ったここち。

ビーチのそばにはカフェやレストランもあるので1日ゆっくりしてもいいかもしれません。木陰がある芝生エリアもあるので、ピクニックもできます。

帰りは上り坂を上るかエレベーターを使って道路に出てトラムで帰ってもいいし、ビーチから黄色いタクシーを拾うこともできます。

アンタルヤ・カード Antalya Kart

アンタルヤにはバスやトラムなどの公共交通機関がありますが、最近は現金を受け付けておらず、アンタルヤ・カード(Antalya Kart)というICカードを購入する必要があります。

トラムの停車場にカードを購入する機械があるのでそこでカードを購入します。6.5TL払い、それをトラムに乗ってチャージ機にかざすとクレジットが減っていく仕組みです。1TLはカード代で5TLが運賃のようです。博物館までの往復で2回使い、その次に使うときはトラムの運転手にお金を払って追加チャージをして使いました。1枚のカードを数人で使うことができるので1人一枚必要ではないということをあとで知りました。

なお、7歳未満の子供は無料で公共交通機関を利用することができます。

アンタルヤのショッピング

カレイチ旧市街やマリーナの辺りには観光客向けのお土産物屋さんがたくさんあります。ハドリアヌス門から時計塔に行く道の反対側にバザーがあって、観光客向けのお店がならんでいます。スパイスやお茶、トルコの雑貨などもありますが、フェイクのブランド品(バッグや服など)が多い印象。イスタンブールのグランドバザーを小さくしたもののような感じです。

Mark Antalya

地元のトルコ人がショッピングに行くのは時計塔から北に向かう歩行者専用の道沿い、そしてそれを北に10分くらい歩いたところにあるMark Antalyaという室内ショッピングセンター。このショッピングセンターは毎日10時から23時まであいていて、H&MやMangoなどの国際的なファッションブランドほか見慣れないトルコのお店も入っています。特にトルコのお土産を買いたいというわけではなく、単に服や水着などを調達するのには便利かも。映画館や大きいMigrosスーパーマーケット、レストランやスタバ、トイレもあるし、エアコンが効いているので涼しいです。

私のここのKotonというお店でワンピースを買いました。その名の通り、コットンやリネンなど自然素材を使った服が多く、暑いアンタルヤで涼しいサマードレスが欲しかったのです。パスポートを見せると免税で買うことができました。とはいえ、トルコは消費税が8%とかで、149TLから139TLに10TL安くなっただけです。


アンタルヤのホテル

Arkk Homes

Hotel

私たちが滞在したのはArkk Homesという3つ星のアパートメントタイプのホテル。カレイチ旧市街のすぐそばにあり、ハドリアヌス門からも歩いて数分の場所です。できてからまだ1年ということで、ぴかぴかの部屋、家具や設備も何もかも新しくて「うちよりいいね」というところ。フローリングにモノトーンを基調にした家具、ベッド、レザーソファがあって雑誌から出てきたようなインテリア。部屋いっぱいに床から天井までの窓がついていて、はるかに海が見えます。

キッチンには大きな冷蔵庫、乾燥機付き洗濯機、食洗器、電気コンロ、電子レンジ、ケトル、お鍋や食器もすべてついています。これまでのホテルは朝食付きのB&Bスタイルでしたが、ここでは自分たちで食材を買ってきて朝食を用意しました。歩いて数分のところにMigrosというスーパーマーケットがあり、8時から22時まであいていたのでここで重いスイカも調達しました。朝食のパンだけは焼き立てが食べたかったので早朝6時の散歩の帰りにアタチュルク通りの早起きパン屋キオスクで購入。トルコのパンは焼き立てが本当においしくて、しかも安いのです。

トルコは陽光に恵まれているため、野菜や果物もおいしくてトマト、キュウリ、レタス、様々な果物、卵、チーズ、ヨーグルトを買い込んで豪華な朝食を楽しみました。食洗器があるので後片付けも楽々。

ARKK HOMES

住所:Haşimişcan, 1293. Sk. No:10, 07100 Muratpaşa/Antalya

電話:(0242) 255 00 55

アンタルヤのレストラン

Rokka

RokkaBabaganush

カレイチ旧市街をハドリアヌス門から出てまっすぐの大通りを行くと右側にあるカジュアルレストラン。ホテルの近くにあったので何度もランチに通ったラップやサンドイッチ、ピザがお得意のお店。エアコン、WiFi完備のモダンでおしゃれなところでトルコ人の若者に人気があります。2階には街を見下ろすテラス席も。外にチキンサンド12TL、フライドポテト飲み物付きプラス5TLと書いてあるけど、メニューにはもっといろいろなものがあります。何を食べても安いのですが、カード払いもOK。若くておしゃれなスタッフのサービスもよくて居心地のいいところ。

中にオーブンがあって焼き立てのトルコ風パンでラップにしてくれます。オリエンタルチキンラップもおいしかったのだけど、絶品はババガヌーシュ(なすのペーストディップ)です。これまであちこちでこのバージョンを食べたり、自分でも作ったけど、こんなにおいしい味に出会ったのは初めてでレシピが知りたかった。。なすをローストしてとろとろのペースト状にしたものに、オリーブオイルやレモンなどが混ぜてある上に玉ねぎ、トマト、クルミ、パセリのみじん切りが載せてあります。それを焼き立てのパンに付けて食べるのが絶妙。13TLくらいでした。

Haşimişcan, Recep Peker Cd., 07100 Muratpaşa/Antalya

Can Can Pide Yemek Salonu

CancanCancan2

私たちが滞在したアパートメントやMigrosスーパーマーケットからも近い地元のトルコ人でいっぱいのレストランで何度か通いました。ハドリアヌス門から歩いて10分かからないところです。外のテーブルも、3階建てのフロアもすべて一杯になるほど人気。客はほとんどトルコ人でメニューもトルコ語だけですが、英語を話せる若いお兄ちゃんが英語で説明してくれます。ショーウィンドウから見える食べ物を指さしてオーダーしてもOK。

気取らないトルコの家庭料理やトルコ風ピザなどが格安です。ナスのムサカ、ミートボールと野菜の煮込み、チーズピザ、フライドポテト、ライス、サラダに飲み物(コーク、アイラン、水)を頼んで75TLでした。他の日にはミートピザ、チキングリル(ライス、フライドポテト、パン、野菜付き)など食べました。トマト、キュウリ、玉ねぎ、パセリを刻んで混ぜたサラダがおいしくて5TLという安さでした。

Ayar Meyhanesi

Fish Counter

カレイチ旧市街にある人気レストランで、外に新鮮なお魚がディスプレイされています。魚だけでなく肉料理など何でもあります。魚はディスプレイから自分で選んでそれを重さで測った値段を支払い、料理方法を指定します。私たちが食べたのはすすめられた地元のBlue Fishという見たことのないお魚でしたが、グリルして塩とレモンだけでおいしくいただきました。

息子はビーフステーキを頼みましたが、これもおいしかったようです。食後にはサービスでフルーツの盛り合わせも出てきました。メニューに載っている肉料理などはメインが40~50TLくらいですが、重さで測る魚料理はもう少し高めにつくのであらかじめ値段を確かめた方がいいかもしれません。前菜2皿とグリルの魚、ビーフステーキ(ライス、ポテト、サラダ付き)3人分で300TLくらいでした。

夜の8時くらいからはライブミュージックもあります。トルコ風のハープ、弦楽器、打楽器のトリオがトルコミュージックを奏でていました。ここで夕食を食べてからぶらぶらカラアリオウル公園の方へ歩き、夕陽を眺めたり、公園のカフェでお茶をするのもいいですね。

まとめ

近郊の遺跡などにも行く予定だったので、アンタルヤには1週間滞在しました。けれども、ここに来るまでにエフェソスなど7か所も遺跡を回ってきたのでもういいかということになってしまいました。ホテルの人の「貴重な発掘品はみんな博物館にあるから、この暑い時期に無理して行くことはない」というアドバイスに従って、アンタルヤでは遺跡からの発掘品を博物館で見るだけにしました。

それで結局アンタルヤの街を散歩したり、海に泳ぎに行ったり、カフェで本を読んだりしてゆっくり過ごした1週間でした。涼しいイギリスから来た私たちには日中は暑すぎてエアコンの効いたホテルで休むことも多かったのです。(本当は盛夏でないときに来たかったのですが、日本に行くことが多いため、家族旅行は夏休みとなる。。)

暑いのには閉口しても、アンタルヤ自体は気に入りました。最後の日、カラアリオウル公園から紺碧の海を眺めながら「リタイヤしたら今度は2人で秋から春の時期に来たいね。」と話しました。

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