外国でのクレジットカード決済は円と現地通貨どちらが得か?

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Credit Card

最近イギリスやヨーロッパなどで日本のクレジットカードを使ってショッピングをするときに「ポンドと円、どちらで決済しますか?」「ユーロと円、どちらで決済しますか?」と聞かれることがあります。日本円で決済する方が得なのかなとか、日本円にした方がいくらかかったのかが円でわかるので便利かと思う人がいるかもしれません。私も最初どっちがいいのかよくわからなくてお店の人に聞いてみたのですが「さあ、どうなんでしょうね」などという回答しかもらえません。それで自分で調べてみたことをシェアします。


クレジットカードの海外手数料

まず、海外で日本のクレジットカードを使う場合にどういう費用がかかるのかと言うことを考えてみましょう。クレジットカードを海外で使う場合「海外手数料」というものがかかるのですが、これは為替レート、カード会社の事務手数料、外貨取引手数料の合計で、明細では換算レートとして表記されます。海外でクレジットカードを使う場合、手数料が無料であると説明されることがありますが、実はこの手数料は為替換算率に上乗せした形で課されるので気が付かない人もいるのです。

為替率は毎日変動しているので分かりにくいし、この換算レートの基準となるレートは国際ブランドによって異なります。外貨取引手数料もカード会社により異なりますが、大体1.3~2.5%ぐらいになります。

カードの換算レート

日本のクレジットカードを海外で使う場合、決済に現地通貨を選択した場合は、日本に請求が上がるとカード会社が国際ブランドの基準レートを元に外貨取引手数料や処理手数料を上乗せして日本円に換算されることで最終的にカード会員への請求がなされています。国際ブランドが採用している基準レートの違いや外貨取引手数料に違いがあるものの、明細でレートが記載されるのでこの額は明確に分かります。

では日本円を決済に選択した場合はどうなるのでしょうか。その場合は、買い物をするお店が独自に決めているレートが採用されるのです。ということは、店によっては換算レートが悪く、思っている以上に請求額が高くなることがあるということです。

有名店やデパートなど大型店舗の場合はあまりないでしょうが、小さな街中のお店などは数十パーセントなど、法外な率を上乗せしてくる店もあると聞きます。こういう事に詳しくない外国人旅行客からあわよくば手数料を搾り取ってやろうという魂胆があっても不思議ではありません。おまけに、当の本人は手数料を払いすぎたということに気が付かないことが多いのです。為替率は日々変動するものなので、あとで明細をチェックしても買い物をした日の実際の為替率がいくらだったのかを調べて、綿密に確認する人は多くないでしょうから。

決済には現地通貨を選ぶべき

ということで、外国でのクレジットカード決済には日本円でなく、現地通貨(支払いをする国の通貨)を選ぶ方がリスクが少ないと言えます。

けれども、このことを知らないがためにお店で「日本円でお支払いになれますよ。」と言われて「それじゃあ日本円でお願いします。」と言ってしまう人が少なくないようなので、注意が必要です。少し前まではこういうことは聞かれず、自動的に現地通貨で決済されていたので、意外と知らない人が多いようです。

また、現地通貨で支払いを頼んだ場合、それがちゃんと支払いに反映されているかどうかも確認した方がいいでしょう。お店の方で勝手に日本円決済している可能性も無きにしもあらずだからです。

唯一の例外としては、経済や政情が不安定で現地通貨が短期間で極端に値上がりしたり下がったりする場合です。まあ、そういうところに旅行することはあまりないかもしれませんが、例としては2018年8月にトルコリラが暴落した出来事があります。8月9日の夜から10日の夜にかけ、たった24時間でトルコリラが20%も落ちると言う、歴史に残る急落となったのです。この時期にトルコに旅行した人は影響を受けた人もいるでしょう。ここまでではないにせよイギリスでも2016年にBrexitの国民投票でEU離脱派が勝ったと分かった時にポンドが急落するということもありました。

とはいえ、ここまで短期間で為替が変動するのはまれなのでほとんどの場合は日本円より現地通貨で決済した方が得だと言えます。せっかく海外ルイ・ヴィトンなどのブランド品をお得に買えたと思っても、こういうところで余計な手数料を払う羽目になったら損ですものね。

海外旅行や出張の予定がある人の参考になったら幸いです。

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