カズ・ヒロ(旧名辻一弘)アカデミー賞再受賞:日本国籍を捨てた理由

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Kazu Hiro

カズ・ヒロが第92回アカデミーメーキャップ賞を受賞しました。彼は2年前に辻一弘としてアカデミー賞を初受賞したのですが、その後改名しました。どうして名前を変えたのか、その裏には彼が日本国籍を捨てて、米国市民権を取得したことがあります。その理由は何だったのでしょうか。

第92回アカデミー賞


2020年2月9日に発表された第92回アカデミー賞は韓国映画『パラサイト』がアジア初、英語以外の作品としても初のアカデミー作品賞他4冠を達成したことで話題になりました。

そして、メイクアップアーティストのカズ・ヒロが映画『スキャンダル』(英名:’Bombshell’)で2度目のアカデミー賞を受賞しました。

この作品は史実に基づいたドラマなのですが、主演のシャーリーズ・セロンやニコール・キッドマンを実在のキャスターに見事に変身させたことが評価されたのです。

カズ・ヒロとは

カズ・ヒロは京都市出身のメークアップアーティストで、現在は米国ロサンジェルスで活動しています。

詳しい経歴やプロフィールについては下記の記事をごらんください。

辻一弘特殊メイクでアカデミー賞日本人初受賞チャーチルの映画でゲイリー・オールドマンと【動画付】

辻一弘からカズ・ヒロへ改名の理由

カズ・ヒロは米国で活動していましたが、当初は本名の「辻一弘」という名前でした。

けれども2019年3月に米国籍を取得したときに、名前を「Kazu Hiro」に変え、日本語で表記されるときも「カズ・ヒロ」で通しています。

アカデミー賞を取るほど国際的にも知名度があった名前を手放すことに抵抗はなかったのかと聞かれたとき、彼はこう答えています。

大事なことはこれまで何をしてきたかではなく、これから何をするのかということ。

その結果、2年後に再びアカデミー賞を勝ち取ったのですから、さすがです。

どうして日本国籍から米国籍へ?

米国は二重国籍を認めていますが、日本は許していないため、米国籍を取ると日本国籍を失うことになります。

けれども、カズ・ヒロはそのことに未練はないようです。

カズ・ヒロは授賞式後の会見で、日本の経験が受賞に生きたかを問われ、こう答えました。

こう言うのは申し訳ないのだが、私は日本を去って、米国人になった。

(日本の)文化が嫌になってしまい、夢をかなえるのが難しいからだ。

それで(今は)ここに住んでいる。ごめんなさい。

礼儀正しい言葉の裏で、日本社会で活躍しようとするときに立ち向かう壁を物語っています。

彼は、日本で仕事をしているとき、人間関係をはじめ仕事のやり方などいろいろな葛藤があったそうです。

それで、思い切って米国に行って活動を続け、やっと自分のやりたいことができるようになって、今は生き生きとしています。

2018年に初のアカデミー賞を受賞した時はその業績が認められて嬉しかったけれど、それは自分個人が認められたのであり「日本人として」と日本メディアが書きたてるのに違和感があったと言っています。

日本人は、日本人ということにこだわりすぎて、個人のアイデンティティが確立していない。

一番大事なのは、個人としてどんな存在なのか、何をやっているのかということ。

若い人へのアドバイスとして彼はこう語ります。

自分が何をやりたいのか、何をやるべきなのかを自覚して、誰に何を言われようと突き進むこと。

日本は威圧されている。

社会でどう受け入れられるか、どう見られているか、周りの目を気にして葛藤が起こり、精神疾患になってしまう。

自分の人生なのであって、周りのために生きているんではない。

当てはまろう、じゃなくてどう生きるかが大事。

引用記事はこちら

カズ・ヒロは日本で学生にメークを教えて来ましたが、そのときにも学生には最低一ヶ月は海外で生活することをすすめています。

日本で一番になっても世界に比べたらたいしたことないのだから、出るべき。

外の世界を知ると、いろんなことが見えてきて、日本のありがたみも、何が悪いかっていうのもわかる。

日本人の性格的に、敷かれたレールを生きるのはうまいですけど、そこから出るのはなかなかできない。

でもこれからの世の中、こうあるべきという生き方をしていたら、絶対に幸せになれない、世の中、ものすごいスピードで変わっているから。

自分の方法を考えて、自分に合った生き方をそれぞれが見つけることが大事。

何かを成し遂げるのに簡単なことはないが、そこを突き抜けてやれば、すごいことが待っている。

まとめ

日本のメディアをみていると、国際的な話題でも何かと「日本」にこだわりますが、これは日本独特の風潮です。

たとえば、アカデミー賞とかノーベル賞などの発表にしても日本では日本人が受賞、またはノミネートされたかどうかが大きな話題となります。

他の国では、誰が賞を受賞したのかが話題となり、受賞者がどこの国籍だとか出身だとかはただの情報です。

(島国日本だからそうなのかもしれませんが、同じ島国でもイギリスはこういうところは異なります。)

こういう社会なので、自分のアイデンティティを誇りにして国際的に活躍するような人材が日本を飛び出し、米国で活動するようになるのも無理はないのかもしれません。

カズ・ヒロがいうように、日本の若者は狭い日本の常識にがんじがらめになることなく、本当に自分がやりたいことをやり通してほしいです。

かくいう私も、はたから見ると日本を出て外国で暮らすなどけっこう変わったことをしてきました。

思い返してみると、あの時こうした方が良かったかもと思うときもあります。でも、その決断は自分でしたことなので納得がいきます。

私は親とか周りとか、人の言ったことを聞いて自分の人生の舵を切ることだけはしたくないと思ってきました。そうする人が後で「あの時自分がこうできなかったのは◯◯のせいだ。」と他人や状況のせいにするのを何度も見てきたからです。

たった一度の自分の人生だから、自分の信じる道を突き進みましょう。

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