令和初年5月1日に新天皇が即位ということで、日本はもちろん、海外でも新しい天皇がどんな人なのか、これからの天皇像というのはどういうものになるのかということが話題に上っています。新皇后となる雅子妃の話題も多くなってきており、心の病に苦しんできた雅子妃が皇后という責務につくことを心配する声も耳にしますが、その時に思い出すのがもう一人の「悩めるプリンセス」であったイギリスの故ダイアナ妃のことです。雅子妃とダイアナ妃には共通点があるのです。
ダイアナ妃
世界AIDSデーにHIV感染を告白した国会議員HIV検査や治療を勧める
12月1日の世界エイズデー「World Aids Day」に先駆けてイギリス国会でエイズにちなんだスピーチをした国会議員が自らのHIV感染を国会で告白するという思いがけない展開になりました。この議員はどうしてこのような発言にふみきったのでしょうか、そして彼はエイズにかかっているのでしょうか。AIDSとHIVの違いや感染と症状の情報など未だに誤解している人も多いので、簡単な説明とこれまでの取り組みも紹介します。また、エイズで亡くなった人々のリストも加えました。
ダイアナ妃 : イギリスが泣いた日 1997年8月31日
8月31日はダイアナ妃が事故で亡くなってから20年の記念日です。これに先駆けて彼女についての追悼番組がイギリスのBBC ‘Diana, 7 Days’ また ITVの ‘Diana: The Day Britain Cried’で放送されました。
そういう番組を見て、ダイアナ妃自身についてというだけでなく、彼女の死をイギリス国民がどのように受け止めたのか、それによって英国社会や英国王室がどのように変わったのかを20年たった今、改めて考えさせられました。
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故ダイアナ妃のドキュメンタリーでウィリアム・ハリー王子が明かす秘密
ダイアナ妃死後20年ということで、イギリスではダイアナ妃についてのテレビドキュメンタリーが放送されました。ウィリアム王子とハリー王子(正式名ヘンリー)が母ダイアナ妃の姿を初めて公に語ったという番組です。これまで知られていなかった母親としてのダイアナ妃の一面が2人の口から生き生きと語られていたのが印象的です。
ダイアナ妃悲劇の事故死から20年、ダイアナってどんな人?
英国ダイアナ妃死後20周年
1997年8月31日にダイアナ妃がパリで事故死を遂げてから20年になります。あの時イギリスにいた私にはそのショックが記憶に新しいのですが、若い人たちにとっては「ダイアナ妃って誰?」という程度かもしれません。彼女はイギリスのエリザベス女王の長男チャールズ皇太子(第1位王位継承者)の最初の妃でしたが離婚し、その後36歳で交通事故死しました。ダイアナ妃がどういう人だったのか、どういう人生を送ったのかということを私なりにお話したいと思います。
イギリス人の性格の変化:Stiff upper lip (スティフ・アッパー・リップ) と Dianafication (ダイアナフィケーション)
イギリス人は欧米の中でも感情を表に出さない国民として知られています。もちろん個人差はありますが、ラテン系のイタリア人、スペイン人などに比べると、嬉しかったり、悲しかったり、腹が立ったりしていても、それをそのまま表現するということは少ないようです。こういうイギリス人の気質を表すのに ‘stiff upper lip’ (スティフ アッパー リップ) という言い方をすることがありますが、どういう意味なのでしょうか。