近頃、日本で排他的な風潮が見られて気になっていたのですが、それがコロナ水際対策でさらに勢いを増したようです。これまでは一部の国民や保守思想を持つ政治家などに限られていた傾向が一般国民の間でも普通になってきたように感じられます。そう思うのは私だけではないようで、米国ブルームバーグが日本についての記事見出しに「ゼノフォビア(外国人嫌悪、排外思想)」という言葉を使うまでになっています。
難民
英国グラスゴーの隣人に助けられた移民たち
英国スコットランドのグラスゴーで、インド系移民2人が移民法違反の疑いで連行されようとしたところ、住民が抗議して解放されたというニュースがありました。その出来事について紹介し、日本での移民難民問題についても触れます。
入管落書き「難民解放」東京入国管理局「止めて」とツイート
東京入国管理局が11月20日、道路などに英語で「FREE REFUGEES」などと書かれた落書きの写真と共に「落書きは止めましょう」「少しひどくはないですか」などの固定ツイートを載せたことで反響を呼んでいます。入管に拘束されている収容者の問題についてずっと抗議を続けてきた支援者から批判の声が上がっている上、拡散されたツイッターはこれまで関心のなかった一般市民にまで広まり、ついには外国メディアが取り上げるまでになりました。これを機会に入管での収容者問題に焦点を当てていきたいと思います。
国連人種差別撤廃委員会日本国審査:慰安婦、ヘイトスピーチ、移民、アイヌ、沖縄など
8月16日から国連人種差別撤廃委員会による日本審査が行われました。これは日本における人権状況を対象に行う審査で日本政府代表が日本での人種差別撤廃に関わる取り組みについて報告した後、委員による質問を受け、それにこたえるものです。委員会では日本におけるヘイトスピーチ、韓国・朝鮮人、アイヌ民族、沖縄、難民、移民、などについての人種差別について話し合っています。国際的にみて人種差別という観点から日本のどのような点が問題になっているのかが浮き彫りにされ示唆に富む内容になっているので、ご紹介します。
世界難民の日:難民と移民の違いは?安倍首相も間違えた
6月20日は『世界難民の日』(World Refugee Day)です。難民のことはニュースなどでよく聞くけど遠い世界のことと思っている人も多いのでは。また「難民」と「移民」を混同してしまっている人もいるようです。安倍首相でさえ間違えたのですから。今さら聞けないと思っている人に難民について簡単に説明します。