大坂なおみ全豪オープン優勝スピーチとクビトバの感動スピーチ(動画)

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Osaka

オーストラリアで開かれたテニスの4大大会全豪オープンの女子シングルスの決勝で大坂なおみがチェコのペトラ・クビトバに勝って優勝を果たしました。これで大坂なおみは世界ランキングで1位となる快挙です。決勝戦は切迫したゲームでセットカウント2対1、両選手とも素晴らしいプレイを見せてくれました。試合後の大坂なおみのほっこりしたスピーチと、苦境を乗り越えて戦ったペトラ・クビトバの感動的なスピーチをご紹介します。


大坂なおみとペトラ・クビトバの全豪決勝戦

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全豪オープン女子シングルス決勝では世界ランキング4位の大坂なおみ(日本・21歳)と同6位のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova チェコ・28歳)が対戦。

大阪が7-6、5-7、6-4で勝ち、2018年全米オープンに続いてグランドスラムを制覇。

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両選手とも健闘した決勝戦は手に汗握る好ゲームとなりました。3-5で迎えた第9ゲームでは0-40と3度もチャンピオンシップポイントを取られながらも、クビトバ選手が逆転でキープ。ファイナルセットに持ち込んだものの、第3セットは大坂が精度のたかいストロークでミスを誘って6-4で取りました。

大坂なおみにとっては去年の全米オープンに続く4大大会2連覇となり、これで世界ランキング1位に躍り出ました。これは男女を通じてアジア初となる快挙です。

大坂なおみの優勝スピーチ動画

決勝戦のあとトロフィーを受け取った大坂なおみのスピーチはこちらです。気負いのない、彼女らしいスピーチで会場に笑いをさそっていました。

ハロー。パブリック・スピーキングは得意じゃないんです。だから何とか乗り切れるといいんですが。

(クビトバ選手に向かって)ずっとあなたと対戦したいと思っていました。大変なことを乗り越えてきましたよね。あなたとの最初の試合がこの決勝戦となったのは残念ですが、とても素晴らしいプレイだった。あなたと対戦できたことを光栄に思っています。

ファンの皆さん、観に来てくれてありがとう。ずっと暑い中応援してくれて、感謝しています。

(大会責任者やボランティアに)暑い中、駆け回ってくれてありがとう。

(コーチ・チームに)あなたたちがいなければここまでこれなかった。どのテニス選手にもその陰には偉大なチームがいるんです。本当にありがとう。

スピーチのメモを読んだのだけど、何を言うのか忘れてしまいました。みなさん、本当にありがとうございます。優勝戦でプレイできてとても光栄です。

ペトラ・クビトバ:負傷を乗り越えて

大坂なおみがスピーチで「大変なことを乗り越えた」と言葉をかけたペトラ・クビトバは2011年と2014年にウィンブルドンで優勝したベテランの28歳。7年前、今の大坂なおみと同じ21歳の時は世界ランキング2位まで上がった選手です。そんな彼女は不幸な事件に襲われしばらくの間、テニス界から遠のいていました。

クビトバ選手は2016年12月に自宅に不法侵入した暴漢に襲われ、刃物で利き手の左手を刺されたのです。左手の神経を修復する手術が必要なほどの重症でした。その後は日常生活に戻る事もできず、再びテニスができるかどうかもわからない日々を過ごしました。精神的にも不安定な時期の中、懸命にリハビリを続け2017年全仏オープンでテニス復帰を果たしました。

そのクビトバにとって、4大大会の決勝を戦うのは負傷前の2014年のウィンブルドン以来でした。彼女が全豪オープンで決勝戦まで勝ち残ったのも初めてでしたが、今大会では1セットも落とさず、決勝まで勝ち上がってきていました。

ペトラ・クビトバのスピーチ

クビトバは全豪オープン決勝戦で大坂なおみに敗れたものの準優勝となり、再度、世界ランキング2位に返り咲くことができたのです。そんな彼女の涙ながらのスピーチは感動的でした。

素晴らしい優勝戦でした。
また、このような素晴らしいトーナメントでプレイできて光栄に思います。皆さんに感謝します。
そして、何より私のチームにとても感謝しています。
またラケットを握ることができるかどうかもわからなかった私を見捨てず、支えてくれて、本当にありがとう。
毎日私を支えてくれ、ポジティブでいてくれたことが私には必要だったけど、それは簡単なことではなかったはずです。
ファンの皆さん、ありがとうございました。

彼女のスピーチを聞いていたコーチたちの目にも涙があふれそうな様子が見え、チーム全員で苦境を乗り切ってきたことがうかがえました。

クビトバは全豪決勝では負けたものの、彼女にとって最大の闘いには勝ったと語っています。それは、暴漢に襲われ利き手を負傷し2度とラケットを持てないかもしれないと思った状態から、復帰してグランドスラムの決勝戦にたてたという闘いです。

彼女の左手は未だに100%ではなく、これからも完治することはないだろうと言われています。それにもかかわらず、その手でできる限りのテニスをプレイすることが彼女の闘いなのです。クビトバはこう言います。

「左手を手術した時はまたこんな風にプレイできるとは想像もできなかった。だからとてもうれしい。」

そして、再度グランドスラムに戻ってみせるとその熱意を語っていました。

ペトラ・クビトバのプロフィール

本名:ペトラ・クビトバ/Petra Kvitova
生年月日:1990年3月8日(28歳)
国籍・出身:チェコ
職業:2006年よりプロテニスに転向
身長:182㎝
体重:70kg
利き手:左
自己最高ランキング:シングルス2位、ダブルス196位
公式サイト: http://petrakvitova.net/
ツイッター: https://twitter.com/Petra_Kvitova

(敬称略)

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