今年は年末年始を日本で迎えるべく、イギリスから一時帰国しています。日本で生まれ育った私ですが、国を離れずっとイギリスに暮らしていると、環境や慣習などに影響され、もはやイギリス人に近い感覚になっています。そんな状態で久しぶりに日本に帰ると、ずっと暮らしていた時には気が付かなかった日本のいいところ、悪いところがいろいろと目につきます。特に批判したりおだてたりといった気もないのですが、私個人が見た中で気が付いたことをそのままつぶやいたところ反響があったので、こちらにまとめておきました。
男女差別
性差別問題(英語でセクシズム)日本での具体例とイギリスの法規制
先日家族3人で日本に一時帰国しテレビ見ていた時、イギリス人の連れ合いが「日本のテレビ番組はとてもセクシストだ」と言います。具体的にどういうところかと聞くと「男性はみんな外で働くサラリーマンで、女性が子供の世話とか家事とかしているシーンばかり」。そういえばそうだけど、現実が概ねそうだから仕方ないし、見ている人もそれが当然だと思ってるのではと日本人の私は思います。でもそれってイギリス人から見たら変なのだということ、それがどうして問題なのかについて書いてみたいと思います。
東京医科大学入試女子差別問題:外国からも非難の声【海外の反応】
先日は裏口入学の件で捜査を受けていた東京医科大学ですが、その捜査に相まって分かったことに、入学試験の女子受験者の点数を低く計算し、女性の合格者数が抑えられていたことがわかりました。裏口入学については不正には変わりないものの一個人の話でしたが、今回は女子学生全員に関わる問題です。あまりのニュースに日本国内ではもちろん、既に海外でも英語圏諸国をはじめ、フランス、インドなど様々な国で報道されています。
ネルソン・マンデラはテロリストか?イギリスの中学校の歴史の授業②
去年の秋、中2になる子供の歴史の授業について紹介しました。(イギリスの中学校の歴史の授業がおもしろい)今学期は違うテーマで勉強しているというので、今回の歴史テーマ「テロリズム」について紹介します。
新入社員へのメッセージ:若い女性たちへ先輩女性から
4月1日というと、日本ではぴかぴかの新入社員が仕事を始める日ですね。私もウン10年前のことを思い出します。社会人として初めて働き始める人たちは期待と不安で胸がいっぱいの時期かもしれません。そんなあなたに先輩女性がアドバイスを。
3月8日国際女性デーは英語でInternational Women’s Dayミモザでお祝い
3月8日は「国際女性デー」です。「国際女性の日」とか「国際婦人デー」とも呼ばれるこの記念日のことを英語ではInternational Women’s Day と言います。どういう理由でこの記念日ができたのか、その歴史や、イベント、ロンドンで開催される march4women についてご紹介します。
サフラジェットの闘い:イギリスの女性参政権獲得から100年
イギリスで女性が参政権(選挙権)を勝ち取った1918年2月6日から2018年で100年になりました。イギリスでは20世紀のはじめ、サフラジェット(Suffragette)と呼ばれた婦人参政権運動家がこの目的のために過激な運動を繰り広げていました。
#Me Tooとはセクハラや性暴力被害を告発する運動:ゴールデングローブ賞は黒いドレス、グラミー賞は白いバラで#Times Up
#Me Tooとは「私も」という意味で、2017年に世界中に広まったセクハラや性暴力被害を告発する運動です。その後広まった#Times Up 「これで終わり」はセクハラ被害者を支援するキャンペーンで、ゴールデングローブ賞の黒いドレスやグラミー賞の白いバラといったシンボルに象徴されています。
男女賃金格差解消に向けて:イギリスBBC男性記者は自主的に減給、中国編集長は抗議辞任
BBCが高額報酬出演者の賃金を発表したことで男女間の賃金格差の問題が明らかになりましたが、キャリー・グレイシー中国編集長はこれを理由に抗議辞任しました。また、男性記者やキャスターの男性6人は自主的に減給に同意しました。
アグネス・チャンの子育てと熊本市議会の子連れ出勤比較
熊本市議会議員の緒方夕佳氏が生後7ヶ月の子供を連れて市議会本部に出席しようとし、子連れ出勤の是非や社会の子供と働く親への寛容性をめぐって議論がおきています。これを聞いて、30年前にあった「アグネス論争」のことを思い出しました。アグネス・チャンの子連れ出勤をめぐって、林真理子、中野翠、上野千鶴子といった著名人の論争がおきたのですが、若い方はご存知ないでしょうから紹介します。